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[2023年度・宮津農旅インターンシップ]獣害から守り抜いた野菜作りと加工を学ぶ5日間
※今年度の募集は終了しました。
こちらは、2023年度、京都府宮津市(https://www.city.miyazu.kyoto.jp/)と株式会社百章(https://www.hyakusho.org/)が連携し、企画・運営を行う農業インターンシッププログラムです。
従来の農業インターンシップや研修では、農業経営を学ぶことを中心としたプログラムが多く、農業を一つのナリワイとして取り組みたい人にとって少しハードルの高いものでした。
“農”は暮らしの延長線上に、地域の延長線上にあります。
本プログラムでは、企業でガッツリ農作業の知識やスキルを学ぶ、というものではなく、地域に入り、暮らしと繋がっている“農”を体験していただくプログラムになっています。
農への関わり方は人それぞれ。
自分の人生の中に、どんな風に“農”があるといいでしょうか?
そんな風に農と暮らしを考えてみたい方に向けた農業インターンシップを企画したくて、宮津農旅インターンシップをスタートしました。
それでは、2023年度に開催予定の
獣害から守り抜いた野菜作りと加工を学ぶ5日間
について詳しくご紹介させていただきます!
※地域の詳細やプログラムの内容を見なくて良い方は、下記の目次より申し込みへお進みください。
宮津市と伊根町の境界の地”日ヶ谷地区”
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宮津市の北部地域、養老地区から山間部に5分登ったところに現れる、日ヶ谷(ヒガタニ)地区。
まとまった集落ごとに分けると、大西・薮田・落山(おちやま)・厚垣の4つの集落にわかれます。
地域全体の世帯数は100戸ほど。計250名ほどの人口です。
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集落から北を見下ろすと、宮津湾〜若狭湾が広がり、集落の中心には犀川(さいかわ)が流れ、天然の鮎が上がる川としても有名です。
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地域の公民館の向かい側には、計25アールもの蓮池(花蓮の里)があり、地域づくりの一環として、毎年お祭りが開催され知る人ぞ知る名所となっています。
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また、まだ道も今ほど整備されていない頃。山を登り、街へ出ていく人々の喉を潤してきたとされる”翠裕の水(すいこくのみず)”は、市外からもわざわざ汲みに来る人がいるほど、丸みのある美味しい水です。
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そんな美しい川と美味しい水に育てられた米は甘みが強く、モチモチで美味しいことで評判なんだとか。
![](https://assets.st-note.com/img/1692154736084-7uGAHK4NHn.png?width=1200)
中山間地域ならではの棚田の風景もところどころに広がります。
ただ、こんな綺麗な風景を守るためにも大変なこともたくさんあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1692154738483-ipgxDABa4o.jpg?width=1200)
特に大変なのは、”獣害”です。
地区の所々に点在する、2メートルを超える、柵。
こんなにも、対策しても、、、
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鹿に入られ、新芽を食べられてしまう、、、
(※鹿は2メートルものジャンプを平気でします…)
⇩食べられる前はこんな感じ。
![](https://assets.st-note.com/img/1692154738546-65pOLFfLBp.jpg?width=1200)
獣も必死に生きているのはわかるけど、何ヶ月もかけて作った野菜たちがこんな姿になるのは、すごく辛いんです。
⇩有害鳥獣対策の檻に入った鹿
![](https://assets.st-note.com/img/1695699413613-7ROUs9dqm2.jpg?width=1200)
かわいそうですが、こうした形で少しでも加害個体(獣害をもたらす個体)を減らすことが必要になってきます。
美しい景色の裏には、そうした獣たちとの関係や住民の方々の日々の努力があるんですよね。
地域の農家をまとめる石田さん、小豆栽培の荻野さん、もち米栽培の荻野さん
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今回、日ヶ谷地区での受け入れをしていただくのは、石田さん(写真 右)と荻野さん(写真 中央)と荻野さん(写真 左)です。
石田さんは、地区の農業組合の組合長として農家をまとめる役をされています。本プログラムにおいても、地域の農家さんを集めてくださり、日程調整など積極的に動いてくださっています。
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2名の荻野さんは、それぞれ小豆の栽培ともち米の栽培をされている、地域の農家さんです。今回の日程ではこちらの2人を中心に農業実習をやってもらうことになりました。
主な実習内容としては、
・小豆の収穫と選別、乾燥、脱穀
・もち米の乾燥、脱穀、精米
・新規就農者との農業研修
をしていただきます!
![](https://assets.st-note.com/img/1695699635931-JanhOzv2Gb.jpg?width=1200)
小豆は、完熟した実を手で一つ一つ取るところから。
![](https://assets.st-note.com/img/1695699711847-JmqDgzy42c.jpg?width=1200)
中身の豆が赤く色づいているものを収穫します。
その後、色や大きさ、傷などがあるものを手で選別していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1695699795420-4f1SvKEYSp.jpg?width=1200)
もち米は、タイミング的には稲刈りが終わってしまっている可能性が高いので、乾燥機へかけるところや、脱穀・精米などの一連の作業を見学、体験させていただきます。
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その他の空き時間では、機械の動かし方やその他の野菜の収穫・植え付けなどもできるかもしれません。
地域内が深刻な獣害被害に悩まされる中、地域での暮らしの綺麗な面だけじゃなく、今の美しい環境を保っていくためにされているリアルな姿を見てもらえたらと考えています!
収穫したての小豆ともち米を使って、おはぎ作り
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日ヶ谷地域では、積極的な地域づくりとして加工グループを地域の有志の方々で立ち上げ、こんにゃくや味噌づくりなどをされているのも特徴です。
今回は、そんな地域の方のご協力を得て、収穫したてのもち米と小豆を使って、おはぎ作りを教えてもらいます。
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とれたてのもち米を精米して、蒸して、採れたての小豆を炊いた餡子で包む。想像するだけでよだれが垂れますね…
プログラム実施詳細
プログラムの詳細は、以下の通りです。
実施日時:2023年10月18(水)〜22日(日)
実習地域:宮津市日ヶ谷地区
実習内容:
・小豆の収穫、乾燥、選別
・秋、冬野菜の定植
・鳥獣害対策ネットの補修、整備
・新規就農者からの情報提供、対話
実習スケジュール(モデル):
![](https://assets.st-note.com/img/1693721487806-1OwkWj0oZ6.png?width=1200)
※以上が基本形ですが、天候などにより変更される場合があります。
参加費:
大学生 20,000円
社会人 30,000円
※滞在期間中の宿泊・体験料等を含む。
※ポイントでの参加の場合は、日割りで計算します。
滞在拠点:
・丹後海と星の見える丘公園(http://www.eco-future-park.jp/)
or
・民宿すずや(https://maps.app.goo.gl/N3BTLAEGUXeeBXmX7)
※参加人数、男女割合などによりどちらかに決定します。
※特別な理由がない場合は、こちらの拠点での滞在となります。
移動手段:
宮津駅までは各自で来ていただきますが、滞在期間中の現地移動はレンタカーを用意させていただいております。参加者の中に普段より運転に慣れている方がおられる場合は運転をお願いする場合がございます。
集合場所・解散場所:
宮津駅(https://goo.gl/maps/1q7MXoZoNVMyZKkY7)
集合時間は10月18日12時30分とさせていただきます。解散時間は、最終日各自で希望時間に解散可能です。昼食は済ませた状態でお越しください。
※京都・大阪からは阪急or丹海バスがオススメです。
https://www.tankai.jp/kyotoline/
その他、当プログラムについての疑問点などがございましたら、下記の連絡先までご連絡をいただければ、回答させていただきます。
株式会社百章
Tel:070-4476-8234(担当:矢野)
Mail:hyakusho.inc@gmail.com
お申し込み(締め切り*10月14日20時)
以下のフォームに必要事項をお書きください。
運営事務局より、ご連絡差し上げます。
※期間中、ポイント(数日)での参加を希望の方は、自由記述欄にその旨をお書きください。
※申し込みが定員いっぱいになりましたらキャンセル待ちとなります。お早めにお申し込みください。
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