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北陸の優等生・富山県まちづくりレポート①
こんにちは。株式会社HYAKUSHOの湯川です。
気がついたら1年も更新していなかったので、筆不精であることが図らずも証明されてしまっております。1年も更新しないと誰だか自分でもわからなくなるので、自分向けも含めて自己紹介をば。
普段、まちづくりや地方創生、地域づくり界隈で事業を展開しています。主に、地方自治体向けに官民連携事業のアドバイザーや社会実験の実装支援を行う事業を展開しています。業界的には、都市計画マスタープランや立地適正化計画策定「後」の事業化段階での実務的なサポートが主な生息域です。これが、弊社のコンサルティング領域になります。もう1つ、香川県丸亀市にある有人島「本島」を舞台にした旅行商品を地元事業者と連携して造成したり、市営キャンプ場を含む森林公園の指定管理をしたり、美術館とアートとの地域連携事業をしたりしています。これが、エリアマネジメント領域になります。ざっくり言うと、まちづくりに関する地方自治体にアドバイスするだけではなく、「自ら」行なっている感じです。
と、いうことで、やっぱり旅行に行っても、職業的な目線でまちを見てしまいます。今回は、久しぶりに遠出をして、これまで行ったことがなかった富山県を見てきたので、せっかくですのでそのレポートをしたいと思います。
視点①:富山駅前空間が交通ワンストップかつ歩行者に優しい
![スクリーンショット 2022-05-07 16.22.20](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78019876/picture_pc_e00f21095c62d71f9d0bb04e26610561.png?width=1200)
富山市には3系統の路面電車(トラムトレイン)が中心部を走っており、市民の日々の生活の足を支えています。その路面電車がしっかりと「富山駅の中」に接続している点が利便性を高めています。さらに、右側がタクシー乗り場、バスターミナルとなっており、市内への2次交通の役割を果たしております。加えて、手前に何が見えるでしょうか?これは、「レンタサイクル」です。電車・タクシーバス・自転車と富山駅前でほぼ考えうる交通手段が手軽に・わかりやすく乗れるようになっているのが富山駅前空間になります。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77989199/picture_pc_4d4b357b82bd67628583b13ab2f69be2.jpeg?width=1200)
↑詳しくは、北陸新幹線の整備主体であるJRTTのHPに説明さています。
何より、駅前空間が「広い」のです。誰にとって広いかというと、「歩行者」にとって広いので、歩いていて気持ちが良いし安心です。自動車中心に作られる駅前が多い中で、歩行者のことも考えた駅前作りをできていて、素晴らしいなと思いました。5月の気候も相まって、とても開放的な空間となっていました。
視点②:レンタサイクルの乗り方がわかりやすい
各地にこういったステーションが設置されており、手持ちの交通系ICカードを鍵として利用でき、HPでクレジットカードとE-mailの登録で手続き完了です。市内に23カ所ステーションがあり、市内移動には非常に便利です。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77989637/picture_pc_3b343ff640058556ac06d9aade000ed7.jpeg?width=1200)
オシャレにデザインされているので、ユーザビリティは高くなっているので、そういった細かいところまで気が回っていることもすごいなと思いました。やっぱり、「使いたい!」と思わせる工夫はデザインとかクリエイティブの力って思います。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77990458/picture_pc_d0127016c345003d4cee6a23a514ab9b.jpeg?width=1200)
ただ、4年前にフランスのナントにいったときは、同じようなレンタサイクルがありましたが、HPからの手続きが不要で、ステーションでクレジットカードを挿入すれば手続き完了だったので、個人的にはナントの方が上手であると思います。(フランス人の方が面倒くさがりなのか・・・)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77990307/picture_pc_2f8a1e48153f3c3284404f4d862ca74c.jpg?width=1200)
視点③:「富山」に来たと感じられる工夫
旅行にその土地に行った場合、「その土地ならでは」の食べ物、飲み物、体験をしたいと思いますよね。僕はすごくそう思うのですが、それが「まち」で実践されているとすごく嬉しい気持ちになります。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78020828/picture_pc_89bf1e989fa6f748825eef88419f02a0.jpeg?width=1200)
これは、駅前に常設設置されています。目に見えるかたちで、「TOYAMA」と書かれていると、「富山に来た」と感じられます。小さいことですが、こういう工夫をまちとして実施しているのかどうかは大事ではないでしょうか。それと、市民向けにも良いと思います。シビックプライドという言葉があるように、「自分の住んでいるまちに愛着を」ではないですが、風習とか概念ではなく目に見える何かがそこにあるとまちへの愛着って湧きやすいのではないでしょうか。
写真を撮り忘れてしまったのですが、新幹線を降りたらホーム内に「TOYAMA CITY」という幟旗が掲げられていて、それも非常に良かったです。
余談:世界一美しいスターバックス!?
![](https://assets.st-note.com/img/1651913601076-GwyNllrWx9.jpg?width=1200)
富山駅から徒歩15分ぐらいのところに位置する富山環水公園の中にあるスターバックスコーヒーは世界一美しいと言われているらしいのですが、世界一かは不明ですが、とても綺麗な公園とリバービューでした。夜はまた綺麗そうで、デートコースにもなりそうです。
最近、まちを評価する指標として、「ロマンスが感じられるかどうか」って思っているのですが、こういった公園があると高校生とか告白スポットになっている気がします。(アンケート調査したい。)
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終わりに
まずは、富山市のまちについて簡単にレポートさせていただきました。5月という季節が良いタイミングだったので、とにかく歩いていて楽しかったです!
ちなみに、富山といえば「白エビ」とのことで、しっかりと天ぷらを食べてきました。揚げられても可愛いやつでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1651914519631-LDvS09xFFw.jpg?width=1200)
次回は、富山市を離れて、「氷見の寒ブリ」で有名な氷見市のレポートをします!
HYAKUSHO 代表 湯川
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