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「また、読み返したい。」note保存記事

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また読み返したいような、noteの記事を保存していきます。
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#読書

世界を相対化する技術

世界は、人生は、「物語」に包み込まれている世界はひとつではない。 そもそも数えることさえできない。世界は「自意識」のなか、刻々と更新され続ける。自意識に揺さぶりをかけ、新しい「世界の見方」を教えてくれるのは「人・本・旅」だけだ。 恩師との出会い、初めて手にとった本(音楽でも映画でもいい)、初めて異国の地を踏んだときのことを思い出してほしい。「感動」の起点には必ず「人・本・旅」がある。 心が動くと、身体が動く。動くと世界が変わる。また新たな「感動」に出会うことができる。そ

『本の読める場所を求めて』を全文公開します(1) 目次・はじめに

本を、読む。こんなシンプルなことが、どうして放っておかれているのか。 「書を携えて、街に出る。人が人といてひとりになるためには こんなすったもんだが必要なんですね」 ――片桐はいり(俳優) 本はあっても、読む場所がない! 家でもカフェでも図書館でも……ゆっくり読めない。街をさまよう。 だから、「今日はがっつり本を読んじゃうぞ~」と思う人たちが 心ゆくまで「本の読める」店、「fuzkue(フヅクエ)」をつくった。 本と、光さえあればできるはずのものが、どうしてこんなに難しいん

悩める20代は「晴耕雨読」に立ち返ると良いのかもしれない。

自己紹介 はじめてnoteを書いてみました。「いい大学」を卒業し外資IT企業のキラキラキャリアから、農業のスタートアップというまさに正反対の「血みどろの世界」へ行って、20代には「晴耕雨読」ってめっちゃ大事では?って思った話です。長文です。笑 ( 堅い系のプロフィールはこちら ) 〇栄光  歴史小説を毎日読むお勉強大好き小学生は、神奈川のキリスト教の中高一貫校に進学。大学受験も正直何も苦しまずに、大好きな一橋大学で大好きな社会科学を学び、就活も正直かなりうまくいきました。外

本のフォントが気になったので、徹底的に調べてみたら、意外な事実が判明した。|後日談追記

2020.1.14.   一番下に後日談追記。 「読みたいことを、書けばいい。」という本を買った。 noteをはじめたことで、そもそも文章ってどう書くのかとか、わかりやすい文章ってどういうことなのかが気になっていたから。 学びたい欲求が出たときはすぐに行動に移すと吸収が違う。 だから買ったのに。 まず表紙からそうはさせてくれないのである。 なんだこのフォントは。 思わず読もうとする手をとめた。 まず、この「を」に注目してほしい。 タイトルの文字「読みたいこと」と

楽しく生きるための100冊 2019

ボクが主宰している「コミュニティ4th」では、毎月「Bookトライブ」という読書会をやっています。 一冊課題図書を決めて、みんなで読んできて感想を言い合う、という会ですね。 そこでここ数年、何を読んできたか、というのはこちらに書きました。 で。 去年の年末、そのトライブによく来ている谷川敦さん(あだ名はタフマン)という30歳男子(当時)が、こんなようなことを相談してきました。 「教養のある大人になりたいなあ、とぼんやりとした憧れを持っているんですが、ほとんど本も読まず

あなたの本の読み方は正しいのか?

年末年始の時間を読者に宛てたという方も少なくないかと思います。 「本の読み方」について幅広く意見を聞いてみたいと思い、本の読み方に関する自分なりの考え方を紹介します。 目次 1.多くの人が読書で得られる、「言葉にならないこと」とは 2.読書のパターンと目的の分類 3.「質の高い読書」ループ 4.多読=価値なのか?「損切り」も大事 5.おまけ:梅木の読書遍歴など 多くの人が読書で得られる、「言葉にならないこと」 まず、「読書は良いことである」と多くの方は思っているかと思い

新規入社するデザイナー向けにおすすめしたい書籍11選をまとめてみた

PLAID AdventCalendar 21日目の記事です デザイナーの@kenichisuzukiです。自分が働いているプレイドでは、新しく入社される方向けにおすすめする推薦図書リストというものがあります。 来年から新たにデザインメンバーの入社が控えているのですが、デザイン文脈での情報が不足していたため、既存のデザインメンバーのおすすめを調査してまとめてみました。 その中から、個人的に共通認識にしたいと感じた書籍を主観でまとめてみたので共有します。 ◇ UXデザ

WEEKENDER | DEC 2nd WEEKEND

今週末に行きたい。読みたい。観たい。を週一回更新するnoteマガジン「WEEKENDER」 週末の楽しいひと時の参考になればと思います。 【行きたい展覧会】『CITIZEN"We Celebrate Time"100周年展』 シチズの創業100周年を記念した展覧会。会場構成とインスタレーションは建築家の田根剛さんが手がけている。 田根さんとシチズンが「ミラノサローネ」で発表した「LIGHT Is TIME」(2014年)や「time is TIME」(2016年)で発表し