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京都と学生

京都で学生生活を送る。
なんて良い響きだと、僕は思う。

どこか風情があって、
少し怠惰な感じがして、
豊かそうなイメージもあり、
楽しそうな雰囲気を僕は感じる。

「京都と学生」
この言葉の持つ魅力は、
同じ言葉では表現し得ない
経験した人にしか分からない
ものがあるような気がする。

僕は大学生だけど、
京都には大学生をはじめ、
専門学生、高校生など沢山いる。
10人に1人は学生だから、
京都は学生の街とも言われる。

その中でも、
自由な時間が多いとされる学生に焦点を絞って、
Huzenのコンテンツを届けたいなと思ってる。

だから第1回は、
僕自身が当事者である
この「京都と学生」について
書きたいと思った。

目的もなければ、意図もなく、ただ書き連ねてみる。

僕にとっての「京都と学生」

なぜ、京都が学生の街と言われるのか。
それは京都という土地の持つ
魅力がそうさせるのだと思う。

京都で学生生活を送れて、
心底良かったと僕が思う
理由の一つが、
「鴨川」の存在。

「鴨川」は心のオアシスだ。
ここへ来ると、心が解放されて、
日々の煩雑な思いが
水のように湧き上がってくる。
(だからオアシスだと、今名付けた)

僕がその事に気づいたのは、確か去年の秋。
初冬を迎えようとしている頃に、ようやく気づいた。

これまで慌ただしい学生生活を送ってきた。
その締めくくりとも言える
就職活動に勤しんでた時、
何を思ったか、
鴨川に行きたいなと、ふと思った。

そうと決まれば早い。
意気揚々と自転車を飛ばし、
15分足らずで着いた。

それまで何度も行った
鴨川だけど、
その時はなぜか違って感じた。

鴨川デルタの上にある
木製のベンチに腰掛け、
どこかのコンビニの
アイスコーヒー片手に
(多分セブンイレブン)
沈みゆく夕日を眺めていた。

ぼんやりしている
無思考な頭とは裏腹に、
色んな感情や思いが
湧き上がってくるのを感じた。

その時感じた事をメモして、
滅多にしないインスタ投稿を
思わずしてしまう位には、
自分にとっては印象的だった。

(投稿を久しぶりに読み返したら、ポエミーな内容で恥ずかしかった笑 )

それからというもの、
就職活動の合間に
鴨川に足繁く通うようになった。

あのデルタのベンチは鉄板だし、
今出川と丸太町の間の木陰や、
橋の上から見渡せる三条大橋など、
お気に入りの場所も沢山できた。

今思うと、
鴨川で何も考えずに、
空を、川を、人々を
ただ眺める事によって、
感情の整理ができていたんだと思う。

それまでの僕は、
常に何かに関わっていないと
逆に落ち着かない性格だと
自分を思っていたから。

(行動した結果、大学生活で後悔する事もあったという事実にも気づけた)

大学に入学した時は、
こんな事を考えて、
こんな風に記事を書いている
自分を想像できなかった。

でもそうしたいと
今では思っているし、
想像できない自分がいる事に
なんだかワクワクする。

もう京都での生活も
そんなに長くない。

自分の心の琴線が触れた
その刹那を捉えて、
言葉という形にして、
残していきたいなと思う。

Kazusa

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