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【超要約】エフォートレス思考-努力を最小化して成果を最大化する-(グレッグ・マキューン)

こんにちは。ふゆんです。
あなたは、努力を最小化して成果を最大化にする方法を知っているだろうか?
今回は、世界的に売れた"エッセンシャル思考"の続編にあたる”エフォートレス思考”を紹介したいと思います。エフォートレス思考というのは、一言でいうと、「いちばん大事なことをいちばん簡単にやるにはどうするか?」というものであり、この思考を身に付けることができれば、最小の努力で最大の成果を出せるようになるだろう。
ぜひ気になる章だけでも読んでいただけたら幸いです。


1.エフォートレスな精神

まず、この本ではエフォートレス思考を3つの分野に分けている。順番にエフォートレスな精神、エフォートレスな行動、エフォートレスなしくみ化である。この章では、最初の段階であるエフォートレスな精神について解説しようと思う。
 エフォートレスな精神というのは、一言でいうと、心身の重荷がなく、頭がすっきりした状態である。この精神を手に入れるためには、次の重要な事実を理解してほしい。
それは、大事なことをやり遂げるには2つの方法があるということだ。
①人の限界を超えて、頑張る
②もっといいやり方を探し、余裕で成果を出す

上記の2つの方法があるのだが、たいていの人は、①の頑張ることしか方法はないと考える。しかし、エフォートレスな精神を持つ者は、常に②の思考を頭に持っているのである。
エフォートレスな精神とは、常に努力で押し切るのではなく、よりよいやり方を探せる精神なのである。


2.エフォートレスな行動

次に、エフォートレスな行動について解説する。エフォートレスな行動というのは一言でいうと、「成果の最大化付近までの努力しかしない」というものだ。著者は、あるポイントを超えると、努力の量は結果に結びつかなくなる」という。
例えば、原稿を書き上げなくてはならない場合、2時間で2ページ仕上げることができる能力がある人は、4時間では4ぺージを仕上げることはできない。それは、成果の最大化を超えて努力をしてしまっているからだ。
努力と成果の関係は山なりになっている。あるポイントで努力をしても成果が落ちてしまう。これを理解して行動をすることが重要なのだ。

そして、良い失敗を積み重ねることが大事である。優雅さや精巧さにこだわると、かえって進歩の妨げになる。最初から完璧を目指さず、終わらせることに集中する。完璧主義ではなく、完了主義になろう。


3.エフォートレスなしくみ化

最後の章は、エフォートレスなしくみ化について解説する。エフォートレスなしくみ化というのは、一言でいうと「努力して一度だけ結果をだすのではなく、余裕で何度でも結果が出る状態をつくる」ことだ。
著者によると、直線的な成果には限界があるという。なぜなら、努力した量を超えることができないからだ。しかし、累積的な成果の出すことで、一度の努力で何度も成果を出すことができる。
例えば、本を出版して、印税をもらうことや、基礎をしっかりと学び、それらを応用させることも累積的な成果だろう。このように、レバレッジを効かせて、利息が積み重なるように成果を上げることができるものに取り組むことが重要である。これは複利のようなものなのだ。

そこでテスラ社CEOであるイーロン・マスクも知識に関して、このようなことを述べている。
「知識を一種のセマンティックツリー(意味の木)として捉えることが重要です。枝葉・詳細を見る前にまず幹や大きな枝、つまり土台となる原理を理解しておくんです」
これは、累積的な成果を出すうえで、元となる原理をしっかり知識として身に付けることが重要であることを述べられている。


あとがき

今回は、"エフォートレス思考"を紹介しました。私は、前作の"エッセンシャル思考"も読んでいたこともあって、すぐに購入して読みました。正直な感想をいうと、「限りある人生、何をして何をしないのか、どのように取り組むのか」という問いの答えがあると感じました。現代の情報過多な時代で、何をやるにも情報は際限なくあるはずなのに、人は動くことができない。人はもっとシンプルに行動すべきなのではないかと感じました。やることとやらないことを決め、やることの中ではエフォートレス思考を活用する。できるだけ小さい努力で大きな成果を上げる。
自分の人生に向き合うことができる一冊でした。
また紹介したい本に出会えましたら、紹介したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。



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