無題

痩せると味覚が変わるようだ

野菜ジュースなど、人間の飲むものではないと思っていた。

そもそも野菜が嫌い。

嫌いなものをわざわざ擦り潰したエキスなんぞ、だれが飲むかい(# ゚Д゚)



ところが、10キロの減量に成功し、どうやら味覚が変わったらしい。


外食に行くと、『その店で食える野菜は何なのか』を真っ先に確認する。

野菜のレパートリーが少ない店だと、テンションが下がる。


小洒落たサラダなど要らぬ。

いっそ、刻んだキャベツを盛ってくれればいい。

味付けも要らぬ。

まあ、もしノンオイルの青じそドレッシングがあればかけてもいいけど。


あまりにもキャベツやら刻んだ大根やらを盛りで食べているので、


「お前、そんなシブい面構えして、今更草食系男子になりたいの?」

「ダイエット中のOLみたいな食事だな!イイ年してキモイな!」


なんてイジり倒される。


肉や魚、ごはんも食べているのだが、野菜8対他2になっているので、周りからは野菜しか食べていないように見えるらしい。


一時期、この野菜ジュースにハマっていた。

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別に健康になろうとかそういう魂胆で飲んでいた訳ではなく、水やお茶以外の、何か味のあるものを飲もうとすると、糖分が気になる。

そこで、たまに味気無さで野菜ジュースに手が伸びる。


野菜ジュース、美味い!!!


痩せる前は、砂糖たっぷりの炭酸飲料が常に冷蔵庫にストックされていて、1日平均500mlを3本飲んでいた。

イライラすると飲みたくなる。

『命の水』と名付けて愛していた。


まあ、ある意味、『命の水』だ。


命を削る水だ


ところが、最近、野菜ジュースの味が、『甘すぎる』『濃すぎる』と感じるように。


そこで、この野菜ジュースを試してみたら、ハマった。


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ザ・野菜の味。


青臭い味しかしない。

仄かな苦みが堪らない。

遠くにレモンの酸味を感じるのがまたイイ。


あんまりうまいうまいと私が飲むので、家族が試しに飲んだら、


「よくこんな不味いもの飲めるね」

「とうちゃんバッタになったの?草の汁が主食なんて、バッタじゃん。」


と罵られた( ゚Д゚)


この間なんて、私が作った野菜炒め、誰も食べてくれなかった。

味が薄すぎると、非難轟々。


「薄いのは髪の毛だけにしてよね」


酷いことを言う中学生女子もいたもんだ。

親の顔が見てみたいね(# ゚Д゚)


頭の毛が薄いことなんて全く気にしていないが、『一応』ネットで調べると、食生活の変化で頭皮に栄養がいかなくなることで『一時的に禿げる』との記述があった。

『フランスでは禿がモテモテ』という記述に心踊ったり。

ジダン然り。


それらの記述に内心ホッとしたか、してないかは置いといて、健康的な体を手に入れるためなのだから、一時的に禿げたって構うものか。


そして今日も、風呂上りに洗面台の前で頭皮マッサージをして寝ます。


(´Д⊂グスン


最近百人一首にハマっている子供たちが、

『うっかりハゲ』『うっかりハゲ』

と連呼しています・・・

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