広島大学 自由研究サークル なんでも総合研究所

会員が興味関心のあるものをジャンル問わず「自由」に「なんでも」研究・発表する広島大学の…

広島大学 自由研究サークル なんでも総合研究所

会員が興味関心のあるものをジャンル問わず「自由」に「なんでも」研究・発表する広島大学のサークルです。広島大学文化サークル団体連合所属。 Twitter→https://twitter.com/HU_NIR Webサイト→http://hunir.html.xdomain.jp/

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当会について

私たちは、興味関心のあるものをジャンル問わず「なんでも」、「自由」に研究・発表するサークル「なんでも総合研究所」です! 調査対象にこれといった決まりはありません。興味を持ったこと、不思議に思ったこと、ふと思いついたこと…歴史、地誌、文化、言語、オカルトからサブカルチャーまで、調べて発表したいと思えば、それは当会の調査対象です。 過去の研究例・広島大学 文化・芸術系サークルの歴史 ・西条ぼっち飯MAP ・自転車を利用した広島大学から西条駅まで信号を通過せずに移動する経路 ・

    • 広大図書館のラノベ全部読む【2021広島大学大学祭展示企画】

      皆さん、大学図書館で小説読んでますか?大学図書館は研究目的の利用が主体で、あまり娯楽目的で利用していないかもしれませんが、実は小説もあります。ところで、そんな大学図書館の小説がおいてある棚を眺めていると、いくつか「これライトノベルじゃないの?」と思う作品が入っていることに気が付きます。ということで、今回は大学図書館に入っているライトノベルを全て紹介してみようと思います。 この原稿は私(pn675)の他に2名の方にお世話になりました。学祭1ヶ月前になって急に始めた企画に付き合

      • 第44回広島大学中央図書館小展示「S(すごい)F(ふしぎ)の世界へようこそ!~エキサイトかつスリリング! エモーショナルなファンタジー!~」 展示書籍紹介・解説<勝手に広島大学図書館の本を紹介>

        会員のW辺です。今回は広島大学中央図書館で2020年4月~12月に行なわれていた第44回小展示で配布されていた展示本紹介・解説を掲載したいと思います。 じつは中の人はHULSにも所属しており、せっかく解説を書いたのに小展示が終了した後読めなくなるのはもったいないと思ってこちらに掲載することにしました。(図書館側の許可は取っています) はじめに突然ですが“SF”って何でしょうか?一般的にはScience Fictionの略として知られていますが、“S”はScienceを始め

        • 2020年度学生選書の中からSF作品を紹介〈勝手に図書館の本を紹介〉

          会員のW辺です。 今年広島大学図書館に入った学生選書の中でSF的・科学的要素があるものや私が興味をひかれたものを紹介します。 全体のリストはこちら↓ ちなみに私の既読作品の中で個人的なおすすめは以下の作品です。 ・『望むのは』(古谷田奈月) ・『となりのヨンヒさん』(チョン・ソヨン) ・『revisions 時間SFアンソロジー』(大森望(編)) ・『カオスの紡ぐ夢の中で』(金子邦彦) ・『ねにもつタイプ』(岸本佐知子) ・『転生したらスプレッドシートだった件』(ミネ

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        • 勝手に広島大学図書館の本を紹介
          15本
        • 図書館でSFが読みたい!
          30本
        • 当会の研究成果
          2本

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          2020年度学生選書の紹介〈勝手に図書館の本を紹介〉

          会員のW辺です。 今回は2020年度の学生選書で入った書籍の紹介です。 広島大学図書館には「図書館サポーター(HULS)」という学生団体があり、その活動の一環として”学生目線で大学の学習に必要な本や、後輩に勧めたい本を広島大学図書館の蔵書として選ぶ”という学生選書という活動があります。毎年11月ごろに西図書館にまとめて一気に入っていますが、学生目線で選んだだけあって面白い内容の書籍も多くありますね。SF系作品は別に紹介しています。 ちなみに、広島大学図書館のWebサイト

          2020年度学生選書の紹介〈勝手に図書館の本を紹介〉

          2020年度前期(4月~9月)新着SF作品〈勝手に図書館の本を紹介〉

          会員のW辺です。 2020年度前期に広島大学図書館に入ったSF的作品とその他に興味をひかれた作品を紹介します。 概況今期の新着作品で最も驚いたのは『小松左京全集』全50巻です。『日本沈没』や「お召し」は前から読むことができたのですが、これで『復活の日』も『果てしなき流れの果に』も『虚無回廊』も読めるようになりました。もう一つ、全集で言えば語学学習も兼ねて『スヌーピー(完全版ピーナッツ全集)』も入りはじめています。 その他の注目作としては、『ベーシックインカム』(井上真偽

          2020年度前期(4月~9月)新着SF作品〈勝手に図書館の本を紹介〉

          期間限定増補版【妄想旅行】できるだけ多くの公共交通機関を使って東広島市を縦断する(2020/11/02~2021/03/31まで)

          ※この記事は「【妄想旅行】できるだけ多くの公共交通機関を使って東広島市を縦断する」の2020/03/31までの増補版です。企画自体はその記事をご覧ください。 上の記事で、使える公共交通機関は全て使ったと書きましたが、2020/11/02~2021/03/31の期間限定で広島大学周辺での新モビリティサービス実証実験が再開されています。 この実験は東広島市とMONET Technologies株式会社による共同事業で、運行は中国JRバスが担当しているようです。以前も2019/

          期間限定増補版【妄想旅行】できるだけ多くの公共交通機関を使って東広島市を縦断する(2020/11/02~2021/03/31まで)

          【妄想旅行】できるだけ多くの公共交通機関を使って東広島市を縦断する

          2020/12/21 更新 1. はじめに 会員のW辺です。 この間、TV番組でバスvs電車の乗り継ぎ対決をやっていたので何気なく見ていたのですが、ふと「東広島市ではこういう企画ができるだろうか?」という疑問が沸きました。 「バスはかなり走っているな」とか「鉄道があまりないな」とか色々思いますが、対決するより使えるものは全部使った「できるだけ多くの公共交通機関を使って東広島市を縦断するルート」があったら面白くないですか? ということでそんな「できるだけ多くの公共交通機

          【妄想旅行】できるだけ多くの公共交通機関を使って東広島市を縦断する

          『科学朝日』掲載の小説たち〈勝手に図書館の本を紹介〉

          会員のW辺です。 先日、『受験の国のアリス』などの少女小説で有名な中原涼のSF短篇集『ifがいっぱい』を読んでいたら、初出が『科学朝日』とあったので興味を持って他のSF作家の掲載作品も調べてみました。 小説・漫画作品密室殺人の推理(高木彬光) 1950年7~12月号に掲載、全6回 ※内容が確認できなかったため詳細不明。 サイエンス・ショート・ショート(筒井康隆、日下実男、山川方夫) 1962年1~8月,1964年11月~1965年10,12月号に掲載、全21回 事業/筒

          『科学朝日』掲載の小説たち〈勝手に図書館の本を紹介〉

          ローカルメディアの面白さ〈勝手に図書館の本を紹介〉

          会員のW辺です。 今回紹介する書籍は『ローカルメディアのつくりかた』(影山裕樹)です。 この書籍は日本各地のユニークなローカルメディア(主に紙媒体)を紹介しています。 私が興味を引かれたのは、付録として本物の食材が付き生産者と読者との距離も近い「食べる通信」と、城崎温泉限定の防水本のお土産「注釈・城の崎にて」(志賀直哉)、「城崎裁判」(万城目学)をプロデュースした「本と温泉」プロジェクトです。どちらも単なるコミュニティ紙にとどまらない自由な発想が素晴らしいですね。 さ

          ローカルメディアの面白さ〈勝手に図書館の本を紹介〉

          【祝🌸芥川賞・直木賞】高山羽根子・遠野遥・馳星周の広島大学図書館所蔵作品〈勝手に図書館の本を紹介〉

          会員のW辺です。 今回は2020/07/15に発表された第163回芥川龍之介賞受賞の高山羽根子・遠野遥と直木三十五賞受賞の馳星周の広島大学図書館所蔵作品を紹介します。(敬称略) 高山羽根子の作品高山羽根子は2009年に「うどん、キツネつきの」で第1回創元SF短編賞佳作を受賞してデビューしました。出身賞からもわかるように主にSF方面から評価されることが多い作家です。 主な経歴(文学賞の世界より) 2009 「うどん キツネつきの」 第1回創元SF短編賞佳作受賞(デビュー)

          【祝🌸芥川賞・直木賞】高山羽根子・遠野遥・馳星周の広島大学図書館所蔵作品〈勝手に図書館の本を紹介〉

          広島大学図書館に所蔵されているSF・ファンタジー系作品(小説)を書いている国内女性作家〈勝手に図書館の本を紹介〉

          広島大学図書館に所蔵されているものを中心に紹介しますが主要な作家はほぼ網羅出来ていると思いますので、是非利用してください。2020年6月末の内容です。 最終更新 2020/12/17 はじめに昨今の事情に反応してまとめてみました。といっても、小説を読む際に性別に囚われるのはあまり良くないと思いますが……(もちろん気にし過ぎないのも良くないのは当然)。ただ、SF的にはもっと飛翔して既存の性別に収まらないor関係ない話を読みたいところ。 ちょっと早いけど夏季休暇中の読書のお

          広島大学図書館に所蔵されているSF・ファンタジー系作品(小説)を書いている国内女性作家〈勝手に図書館の本を紹介〉

          「学校読書調査」について〈勝手に図書館の本を紹介〉

           会員のW辺です。  今回は1954年から(株)毎日新聞社と(公財)全国学校図書館協議会が共同で行っている「学校読書調査」について、広島大学図書館で調査する際にはどの資料を見れば良いか?という話題です。 動機 そもそもなぜ調べようと思ったか?という話ですが、端的に言えばライトノベルの代表作を読むためです。  なんだかんだ言って80年代末に"ライトノベル"という言葉が生まれて約30年、前史となるソノラマ文庫や集英社文庫コバルトシリーズ(後にコバルト文庫)が刊行され始めてか

          「学校読書調査」について〈勝手に図書館の本を紹介〉

          2019大学祭配布冊子「図書館でSFが読みたい!」 目次

          注意:この記事の情報は2020年4月末時点のものです。また、半分個人の備忘録的な内容であるため、あらすじや紹介を見て興味を持っただけの未読作品も含まれています。  記事が多くなったのでまとめの目次記事を作っておきます。 はじめに1.評論編(2記事)2.小説・芸術作品編(9記事) 3.雑誌編(2記事) 4.専門書編(3記事) 5.外伝「ファンタジー・ホラー」(2記事) 6.広島大学図書館ではこれを読め!(2記事) おわりにおまけ:登場作品総目録

          2019大学祭配布冊子「図書館でSFが読みたい!」 目次

          2019大学祭配布冊子「図書館でSFが読みたい!」(23) おまけ:登場作品総目録

          注意:この記事の情報は2020年4月末時点のものです。また、半分個人の備忘録的な内容であるため、あらすじや紹介を見て興味を持っただけの未読作品も含まれています。  この一連の紹介記事で少しでも言及した作品のリストです(登場順)。全部で1116冊ありました(上下巻、シリーズ物などもあるので実際はそれ以上あります)。探すときはページ内検索(Windowsなら[Ctrl]+[F])でお願いします。 ■[0001]『SFのSはステキのS』(池澤春菜) https://opac.l

          2019大学祭配布冊子「図書館でSFが読みたい!」(23) おまけ:登場作品総目録

          2019大学祭配布冊子「図書館でSFが読みたい!」(22) おわりに

          注意:この記事の情報は2020年4月末時点のものです。また、半分個人の備忘録的な内容であるため、あらすじや紹介を見て興味を持っただけの未読作品も含まれています。  図書館はいっぱい本があって、しかも無料で借りることが出来て、とっても楽しい所です。でもたくさんありすぎて、どれから読もうか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。  そこで、私が普段よく読んでいるSFというテーマについて、広島大学図書館に所蔵されている書籍や作品を取り上げながらエッセイ風味にまとめてみました

          2019大学祭配布冊子「図書館でSFが読みたい!」(22) おわりに