ローカルメディアの面白さ〈勝手に図書館の本を紹介〉
会員のW辺です。
今回紹介する書籍は『ローカルメディアのつくりかた』(影山裕樹)です。
この書籍は日本各地のユニークなローカルメディア(主に紙媒体)を紹介しています。
私が興味を引かれたのは、付録として本物の食材が付き生産者と読者との距離も近い「食べる通信」と、城崎温泉限定の防水本のお土産「注釈・城の崎にて」(志賀直哉)、「城崎裁判」(万城目学)をプロデュースした「本と温泉」プロジェクトです。どちらも単なるコミュニティ紙にとどまらない自由な発想が素晴らしいですね。
さて、我が東広島市にもザ・ウィークリープレスネットと東広島まるひネットという2つのローカルメディアがあります。
ザ・ウィークリープレスネットは週刊での東広島・竹原を対象とした地域に密着した無料新聞の配布とWebサイトの運営を行っているようです。またコミュニティFMのFM東広島も運営しています(周波数は89.7MHz、電波が届かない地域でもサイマルラジオで聴くことが出来ます)。会社概要を見てみると平成8年(1996)設立ということで、広島大学移転完了(1995)当時からしているかなりの老舗ですね。配布されている新聞は駅や市役所などの公共施設をはじめ、スーパーなどでも配布されています。広島大学内でも各生協食堂の入口付近に置いてありました。
一方、東広島まるひネットは2019年に広島大学の学生団体「東広島ひとむすび」が開設したまだ若いWebメディアです。主に若い学生目線で東広島に密着した情報を発信しています。
手前味噌ですが東広島まるひネットには我々が執筆した記事も公開されていますのでよろしければ是非ご覧ください。
今回取り上げた書籍(大学図書館へのリンク付き)
・『ローカルメディアのつくりかた』(影山裕樹) 東千田図書館 361.45/Ka-18
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