見出し画像

Inner peaceを考えるー広島大学附属高等学校ユネスコ班の取り組みからー

ブログを見ていただき、ありがとうございます。

先日の、第1回広島SDGsコンソーシアム研修会にて、広島大学附属高等学校ユネスコ班のみなさんに取り組みを発表していただきました。

広島大学附属中・高等学校は、1951年の日本のユネスコ加盟当初より、教育実験校に選出され、平和教育・人権教育が盛んな学校です。

1950年には、生徒の有志によってユネスコクラブができており、欧米の高校に、原爆に関する情報を送ったり、ガリ刷りの小冊子を発行したりして、積極的に活動を行ってきました。

画像1

当時のユネスコクラブの生徒さん

2003年には、広島ユネスコ活動奨励賞を、2014年には、ユネスコスクール世界大会で(@岡山県)第5回ESD大賞ユネスコスクール最優秀賞を受賞しています。


ユネスコ班の取り組み

画像2

画像3

2021年度第1回広島SDGsコンソーシアム研修会の発表資料より

広島の平和活動に加え、日本国内のユネスコクラブとの交流を行ったり、フェアトレード商品を販売したり、またそれらを用いて料理をしたりと、自発的にさまざまな活動をしている姿勢が印象的でした。


2018年には、「広島大学国際戦略2022」が策定されました。

そのなかで、①平和研究・平和教育の推進、②SDGs達成への貢献 の
2つを柱として、平和の大切さを重んじ、持続可能な社会の実現に向けて、先生と生徒が一体となって活動に取り組んでいます。


ユネスコ憲章前文に、「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」ということばがあります。

心の中で起きている戦争や平和は、実際には目に見えないものです。
だからこそ、自分や、他者のなかにある目に見えないものを見ようとする姿勢、感じ取ろうとする姿勢は大切で、尊いものです。
人生は、目に見えないものをどれだけ見ようとしたかで豊かさが変わってくるのかもしれない、とも筆者は思っています。

ただ、平和を願うのみならず、自分が思う「平和」について、定義してみるのもいいかもしれません。そして誰かと考えをシェアしてみると、それが新たな価値を生み、クリエイティブでより豊かな世界が広がっていくのかもしれません。


今回登壇された、広島大学附属高等学校の先生や生徒さんから、多くの気づきを得ることができました。これからの活躍がますます楽しみです。
ありがとうございました。


清々しい夏空の下、蝉の鳴き声を聞きながら、平和に想いを馳せて。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?