画像1

【DTMクラシック】モーツァルト(フンメル編)歌劇「魔笛」序曲の四重奏編曲.S.108

Synthesizer programming
00:00 | 00:00
明日1月27日はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの生誕日。265年前のこの日に音楽史上まれにみる天才が生まれた記念すべき日です。


今回はモーツァルトにちなんで、モーツァルト最後のオペラ「魔笛」K.621の序曲を、愛弟子フンメルが晩年期にフルート、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ用に編曲したものを打ち込んだ音源でお届けまします。録音されているものがないので打ち込み音源でご勘弁を。しかも、誰でも使えるフリーサウンドフォントSGM-V2.01を使用しています。

Select Overture arranged for Piano, Flute, Violin and Cello
Programed by Hummel Note / Created in 2012
Score creation:Music Pro for Windows / Sequencer: SSW V10
Soundfont: SGM-V2.01

「魔笛」は「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」と並んでモーツァルトの三大オペラとされているのみならず、古今のオペラの中でももっとも演奏回数、人気、評価の高い作品です。あらすじはねじれていてよくわからないところがあるものの(前半・後半で正義と敵が入れ替わっている)、ドイツ語で庶民にも楽しめる、かつ音楽を理解する者には唸らせる楽曲が詰まっています。
男女のエロエロを描いた「ドン・ジョヴァンニ」を嫌がっていたベートーヴェンも「魔笛」には感動し、総譜を隅々まで研究してのちのフェデリオ、合唱幻想曲、最後の第九へと発展させていきます。

かのゲーテもこのオペラを人類の最高傑作と評価して、自身が監督するワイマールの劇場で何度も演奏させていますし、なんと「魔笛第二章」という劇作品を書き始めました(未完)

やや借金に苦しみ、戦争・革命という時代的背景もあり、音楽家にとって不安な要素が大きくなっていく時代にこの「魔笛」初演は1791年9月30日にウィーン・アウフ・デァ・ヴィーデン劇場で行われました。初めこそ反響はあまりよくなかったものの,繰り返し演奏されているうちに,その評判も徐々に高まっていったそうです。モーツァルトは最初こそ指揮をとってましたが、その後は人気の高まる様子を舞台裏や客席で目の当たりにして、上機嫌だったようです。

でも『魔笛』の成功はモーツァルトの人生で最後の喜びとなってしまいました。初演から約2か月後,12月5日に35歳の若さで他界してしまうからです。しかし,この『魔笛』の人気は,彼の死後も上昇し続け,ウィーンだけではなく,世界各地で上演され好評を博し,後世の作曲家にも多大な影響を与えたあります。

まぁ原曲聴いてもらった方がいいんですが、ブログのネタ、ということで(笑)

Hummel,Johann Nepomuk/Arrangement from Mozart's Opera"Zauberflute Overture",S.113
YouTubeはこちら↓
https://youtu.be/W6nRRD1CtjQ
*YouTubeのものとは使用音源が異なります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?