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落語にまつわるお話です。はな平の考える落語の話から、落語の周辺の話、落語家独特のしきたりなどを取り上げています。初めての方が疑問に思うことを取り上げることを念頭に書くマガジンです。
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#林家はな平
鈴本演芸場 主任興行を終えて
五月下席鈴本演芸場夜の部のトリの興行が終わりました。昨年の二月下席以来の二度目のトリでした。長いようであっという間の九日間で、今回は「季節(とき)知らず」と銘打って、季節関係なくネタを出しました。
このチャンスをくださいましたお席亭には本当に感謝でございます。
この五月に入ってから、ずっとこのトリのことで頭がいっぱいで、ネタをさらいつつ、DMを書いたり、自分に出来ることは精一杯やろうと務めまし
令和五年 2023年のネタ帳
今年も最後の高座が終わりました。今年はコロナ以前のように高座数が戻ってきたのが印象的で、真打になって寄席の出番が増えたことも要因だと思います。ネタに関しての考え方は人それぞれで、同じネタをなん度もやる人もいれば、種類を多く色々なネタをやる人もいます。わたしは後者のタイプで、出来るだけ色々なネタをやりたい方です。
去年のネタの種類が38種類で、これが多いか少ないかは他の人と比較してないのでわかりま
国立演芸場披露目千秋楽
国立演芸場での披露目が終わりました。これで寄席の披露興行が全て終わりまして、晴れて本当に真打一年生になりました。国立は二日間でしたが、最後は大千秋楽(全ての千秋楽)を務めさせてもらえて非常に光栄でございました。
国立は正直なところ自分ではチケットをそんなに売ってなかったのでお客さまがお越しになるか不安な部分もありましたが、ほかに出て頂いた師匠方のおかげもあって、千秋楽はほぼ満員の入りのなってとて