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八月の寄席ネタ考察

八月は寄席に三箇所入れていただきました。今日はそのネタを振り返ってみます。

上野鈴本演芸場

紀州 上野 8月2日
権兵衛狸 上野 5日
権兵衛狸 上野 6日
牛ほめ 上野 9日

四日間の出演でした。昼席の浅い時間の上がりで、とにかく前半はわかりやすい笑いのネタでと思ってやりました。権兵衛狸が2回並んでるのは1回目が個人的に出来がよくなくて、リベンジしたからです。

浅草演芸ホール

寿限無 浅草 11日
紀州 浅草 12日
権兵衛狸 浅草 13日
壺算 浅草 14日
権助芝居 浅草 20日

クイツキ(中入りの後)の出番でした。初日は早上がりで、前半だったので「寿限無」をやっていますが、あとはしっかりネタをと思いました。クイツキだとお客さんの雰囲気が全然違うんですよね。またリセットされて、噺をよく聴いてくださるんです。また夜のウチの師匠を最後まで聴いていこうというお客様ですから特に腰が据わっています。とてもやりやすかったし、好きな喋りが出来ました。千秋楽の「権助芝居」は本当は違うネタの予定が何故かそうなりました。やろうと思ってたネタが出てたんですよね。だけどこの権助芝居が意外と寄席で出来るという発見があり良かったです。

池袋演芸場

権兵衛狸 池袋 21日
鮑のし 池袋 22日
権助芝居 池袋 23日
紀州 池袋 25日
たらちね 池袋 26日
壺算 池袋 27日
松竹梅 池袋 28日
たいこ腹 池袋 29日
洒落番頭 池袋 30日

九日間、全部変えられました。浅草で手応えを得た「権助芝居」、棚卸しの「松竹梅」「たいこ腹」、いつか寄席でやりたかった「洒落番頭」など課題も盛り込み取り組めました。

真打になってから、はじめての寄席の日々、とても楽しかったです。これがずっと続けば良いなあと思うのですが、落語界はそう甘くありません。
次にまた寄席に入れてもらえるのがいつになりますやら、それは私の努力次第ですね。
お呼びがかかるように精進します。

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