人間界のくま

日常で思ったことをつらつら書きます。

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最近の記事

盲目になりたくない『盲目的な恋と友情』

この恋は病気だ。というのはなんだか想像がしやすい。 身近な友人にはそういう人はいないのだが、漏れ聞こえてくる話からすると、なんとなく現実にもありそうだと思える。 一方で、この友情は病気だ。というのは想像が難しい。 私が淡白な人間なだけかもしれない。 確かに中高生の頃、ニコイチっぽい子たちは確かにいたり、他の子と仲良くしていると嫉妬しているみたいな風景は見たことがある。 でも、全然この話に出てくるほどじゃない。 おそらくだけど、その子たちには心を許せる家族や彼氏がいるから。 友

    • 「よろしいでしょうか?」の罠

      もうだいぶ前だけどレジ袋が有料化された。 私は日常的にコンビニを使うので、袋がいるかどうかをよく聞かれる。 店員さんによって聞き方は少しずつ違う。 「袋は要りますか」「袋はつけますか」「袋はご利用でしょうか」などなど。 そんな中で、「袋はよろしいでしょうか」と聞かれることがある。 「よろしいでしょうか」というのは丁寧な言葉だ。 あってるあってないとかじゃなくて、響きからして丁寧であることにはおそらく9割以上の人が同意するだろう。 しかし、この言葉には罠がある。 元々、「

      • 『ロストケア』を見たけど、重要な選択は先延ばしにしてしまいそうで怖い

        先日、映画『ロストケア』を観た。 普段あまり映画を見ないが、テレビで偶然宣伝を見て、気になった。 超高齢社会日本において、日常的なテーマであるし、近い未来自分が同じ立場になる可能性にあることだ。 まだ親が元気なので、今のうちに見ておきたいと思った。 ストーリーは割とシンプルだった。 母親が高級な老人ホームに入っているバリキャリ検事の長澤まさみと、ケアセンターの職員として日々自宅介護の現場に向き合う松山ケンイチの対比によって成り立っている。 映画の中では、自宅介護の現場がリア

        • 時代に合わせて進化した「ポケモンのゲーム」に感動した話

          12月にポケモンのスカーレットを購入してプレイした。 小学生の時にルビー/サファイアからやり始めたポケモンだったが、ハートゴールドあたりを最後にポケモンのゲームはずっとやっていなかった。 話によると、実際は少しずつ変化していっていたようなのだが、私にとってはハートゴールドが最新の記憶なので、今回ポケモンというゲームの変化にとにかく驚いた。 「絵が綺麗になった」、「バトルがよりリアルになった」、「オープンフィールドになって、色々な場所に移動できるようになった」という技術面はも

        盲目になりたくない『盲目的な恋と友情』

          プロの定義とは何か?〜本日は大安なり〜

          先日、辻村深月さんの『本日は大安なり』を読んだ。 ちょっと前に「傲慢と善良」を読んでいた。 『傲慢と善良』は「婚活」をテーマにした小説だったので、同じ作者が「結婚」を題材に書いた小説ということに興味を持って手に取った。 『本日は大安なり』は大安の日に同じ結婚式場で結婚式を挙げる4組について、それぞれの結婚式における関係者(新郎、新婦、親族、プランナー)の視点から裏事情を交えて語られていく。 4組の結婚にまつわるストーリーに結婚式場で起こるトラブルが触媒となって、化学反応が起

          プロの定義とは何か?〜本日は大安なり〜

          なぜ結婚式の手紙は新婦からだけなのか?〜日常の疑問〜

          先日、友人の結婚式に参列した。 友人の花嫁姿はとても綺麗だったし、 旧友との親交も温めることができた。 素敵な場に参加させていただけて、 とても嬉しかった。 良かったな、嬉しかったなという気持ちとは 全く関係がないが、以前から結婚式に参加するたびに 感じていたのが掲題の疑問だ。 新婦の手紙は感動を呼び、 結婚式の一番の見せ場と言っても過言ではない。 ただ、家族に伝えたい想いがあるかどうかは 新郎か新婦かで変わるものではないと思う。 では、なぜ新婦だけが手紙を読み、 新郎

          なぜ結婚式の手紙は新婦からだけなのか?〜日常の疑問〜

          旅行はクリティカルなポイントを押さえる

          国内も海外も、一人でも複数人でも 旅行に行ったことがある。 最近思うのは、仕事と同じで 旅行もクリティカルなポイントを押さえれば 満足度が高くなるということだ。 正直、あまり旅行の計画を立てるのが マメなタイプではない。 荷物の準備もギリギリまで引っ張り 当日朝に詰め込むことも多い。 必要なものがなかったり、 めぼしい成果が得られないと ちょっと残念な気持ちになったこともあった。 私の失敗例をいくつか挙げてみたい。 失敗例1 全く計画を立てない 行く先が決まっていな

          旅行はクリティカルなポイントを押さえる

          感情は見つけるものじゃなくて、見つめるもの

          新卒1年目のときに先輩から言われて 印象に残っている言葉がある。 人によっては必要のない言葉だが、 私にとってはとても大きな教えだった。 私は「人と争いたくない」 という価値観を強く持っており、 自分を軽視したり、 犠牲にしてしまうことがある。 ずっと無自覚で、そういう性質があることは 社会人になって気づいた。 例えば、りんごジュースとぶどうジュースが 1本ずつあって誰かと分けるチュエーション 私は必ず相手に、 「好きな方を選んでいいよ」 と言ってしまう。 小さい頃から

          感情は見つけるものじゃなくて、見つめるもの

          チームリーダーとプロジェクトリーダーの役割が違うことに気づいた話

          最近会社で「他者への働きかけ」について、こんな会話をしていた。 私が頭の中の説明をすっ飛ばしているので、会話としては成立していない可能性があるし、無意識的でも裏には基準があるはずなので、残念ながら会社の人の質問には何も答えられていないのだが、一旦それは置いておいて、後でふとこの会話から気づいたことがあった。 それは、 と 「自分がチームリーダーかどうかによって、振る舞い方を変えていること」について思い返してみると、私はそれぞれの場合で、以下のように振る舞っている。

          チームリーダーとプロジェクトリーダーの役割が違うことに気づいた話