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なぜ結婚式の手紙は新婦からだけなのか?〜日常の疑問〜

先日、友人の結婚式に参列した。
友人の花嫁姿はとても綺麗だったし、
旧友との親交も温めることができた。
素敵な場に参加させていただけて、
とても嬉しかった。

良かったな、嬉しかったなという気持ちとは
全く関係がないが、以前から結婚式に参加するたびに
感じていたのが掲題の疑問だ。

新婦の手紙は感動を呼び、
結婚式の一番の見せ場と言っても過言ではない。
ただ、家族に伝えたい想いがあるかどうかは
新郎か新婦かで変わるものではないと思う。

では、なぜ新婦だけが手紙を読み、
新郎は手紙を読まないのだろうか。
※新郎も手紙を読むこともあると思いますが、
私がこれまで参加した結婚式は新婦のみが
手紙を読んでいました。

一番最初に考えた説としては、旧来、
「女性が男性の家に嫁入りする」ケースが
多かったため、「家から出て行くのは新婦だ」
という認識があり、
出て行く前に両親に感謝を伝えるようなことが
起きていて、それが慣習となったのでは
ないかというものだ。

他にあるかと思ったのはこのあたり。
・晴れの服装感が強い新婦が涙する姿の方が感動的。
そのため、時間の都合上、新婦だけ手紙を読んでいる
・「男性は涙する姿を見せてはいけない」という風潮が
あったから、新郎は手紙を読まない

時間の都合上であれば、ただ「そうなのか」と思うが、
それ以外の理由であれば、新郎も手紙を読んだらいいのに
と思ってしまう。

現代だと、結婚は「女性が嫁入りする」というよりは、
「二人で一緒に未来をつくっていく」といった捉え方の方が
しっくりくる気がするし、
「男の子だから泣いちゃいけない」という価値観も
絶対ではなくなってきているような気がする。

これから歩みを進める二人が
それぞれ家族とどんな時間を過ごしてきて、
どんな言葉を伝えるのかは、
参加者としても心動かされるものである。

また、何より親御さんにとって、
育ててきた子供から手紙を読まれるのは
きっとものすごい経験に違いない。

私は結婚をするのかも、
結婚式をするのかもわからないが、
もし結婚式をするなら、
二人ともから手紙を読む時間を作りたい。

追記
「参加者への全体挨拶なども新婦がやってもいいのでは?」と思うが、
ウェディングドレスで身動きが取りにくいし大変なので、
これに関しては、新郎がやる方が合理的だと感じた。

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