人手不足・人材不足は、どこから? 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】
多くの現場で「人手が足りないから…」「人材がいないから…」という言葉を聞く機会が増えています。
何かを進めようとする際に、「人手が…」「人材が…」と言う言葉が乱発され、行く手を阻んでいるような感じを受けます。
人手不足・人材不足に対応するために色々と見直しが進められているようですが、やっぱり人が足りない…と言う話に戻ることが多々あります。
折角見直しを行うならば、もう少し前(以前)を真摯に分析することも必要です。
今現場で起こっている問題は「人手や人材が不足している」から表面化した問題ですが、むしろその前から内在していた問題かもしれません。
人手不足・人材不足が起こる前から存在していて、当時は表面化していなかった事、気づいていたが重視していなかった事があるのかもしれません。
そのため変化に対応する準備が不足していたり、対応が後手に回ることで、大変な局面を迎えている…というケースが多いように見受けられます。
人手・人材が足りなくなった現在の状況を分析し、今後どう対応するかと言う議論は多いようですが、そもそも以前はどうだったか?という話が置き去りにされていることもあります。
悪くなってからの状況・原因を分析するだけでなく、以前はどうだったか?という分析も必要です。
環境の良し悪しに関係なく認識される問題は、構造的な問題であると言えます。
本質的な部分に目を向けなければ、応急処置的な対応になってしまうことは言うまでもありません。
応急処置が悪いと言うことではありませんが、真剣にこれからのことを考えるのであれば、応急処置で乗り越えられるかどうかという議論も必要です。
いずれにしても、今だけでなく少し前を含め、もう一度見直すことで、解決すべき課題がより鮮明に浮き上がってくるのではないでしょうか。
人手不足・人材不足で、何が起こりましたか?
人手不足・人材不足は、どこから起こりましたか?
<ヒューマナイズ通信 2024.06.05掲載 一部修正>
https://humanize.co.jp/
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