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「知恵の閉しと啓示」 本多裕樹 詩

「知恵の閉しと啓示」




知恵の閉ざされるは暗愚にて地獄の世界

どこに暗黒の脳髄に

我が呪いは身にこさえ

ただ、光をのぞみ祈る

救いたまえよと


暗愚は罰にて俺を苦しめ

自分の無知を泉に堕ちる

どことなく色彩の極彩色の国

色の多い世界だこと


不運でなく

心清きは平和をもたらす

戦争は消えよ

心清さを取り戻せ


救いの光あらまして

どこの荒廃に花も咲かせよ

この場所にて

咲け、一輪の華を


香りたかし世の末よ

終わりの時は今ここに

さればお前の心は閉ざされ

光明を見るまで続くゲヘナの日々を



あくる日どこまでも火の世界

火は青く

火は白き闇に

星は煌々と輝く


あれはなんだったか

無知によりすべてを感じ得ず

滅びの予感も忘れ去る

我が脳髄の栓されて光届かず


奇跡を唯祈り

光を求め

祈り捧げる

不安は消えて快い


光はやってきたか

空は暗黒に染まったまま

星は輝きを失う

祈る、ただ、祈る


そこに花があった

誰かが愛し育てた大切な花

ああ、この愛情がひとかけらでもあれば

世界は良くなったものなのに



光はどこからやってきたのか

私には見えて、

第三の目に神が映り

光明がもどり、知恵が帰還してきた



ああ、この祈り届き

暗黒の地獄は少しずつ消えて

空に星が輝いた

星を眺め、神の祝福を受けた


時に0時を回るころ

どこにあったか愛する存在が

何を思い、自分を知る

我思うが故に我ありと


自分の存在が証明され

そして、知恵はその自我すら消すほどに

詩の言葉を降ろしめる

言葉は次々に下生し


生かす言葉と

死せる言葉をもたらし

天使の祈りを聞きたまえり

空の万象も回転する


主だった人々は立ち上がり

そして、倒れる

彼らは苦しみ、世にうずもれる

その人たちはまた、立ち上がる


風の吹くところに集まりて

空の星のような人たちが

光をもたらす方々の

黙示の日々に我らを救う


影が広がって

光はあきらかになり

人の心に知恵を啓示する

それにより生きる


言葉によって生きて

言葉よって救いを得る

言葉を崇め

言葉によって祈る


天空の雲は降り立ち

大地はミストに覆われる

水の雫に体を濡らし

知恵の救いを乞い求める


大地の人々は救いを受けるに

心の明智によって

行くべき道を知る

光が彼らを導くのだった


人の思いに愛があり

愛を失えば死にいたり

愛によって天を知り

愛によって燃え消える


存在の光は放つ波動は

波によってすべてを行き巡る

空のように

水のように



奇跡を求めます

知恵が失われるのを閉ざすには

光を常に灯しなさい

光が愛であることを


秘儀は愛によってもたらされ

神もまた愛であることを

知恵をもって知るのである

光は天に届くヤコブの梯子にて


天空の人たちは

登り降りして

私たちに啓示する

知恵こそ生き甲斐であることを


叡智を求め

輝く日々を送るため

幸いを得よ

幸いを生きるために天を求めよと




令和6年4月19日 本多裕樹

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