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心因性頻尿〜不登校だった僕のはなし〜

僕が不登校になったきっかけは
心因性頻尿
トイレに行けないと思うと
行きたくなってしまう。

今になってそんな言葉があるのを
ネットで知った。

あの頃の僕はそんな言葉も知らなかった。
自律神経失調症と言われた。

これは学校に行かなくなっても
残った。

初めは家にいる時間はトイレのことを
考えなかった。

でも、学校に行けるようになりたいと思う一心で
トイレの時間を気にするようになった。

何時間持った、学校でも一時間は大丈夫だろうって。

考えれば、考えるほど
トイレに行きたい間隔は短くなった。

トイレのことで頭でいっぱいになった。

それが、電車でもバスでも、映画館でも、
僕のその後の人生につきまとうようになってしまった。

僕がやってみたいことにブレーキをかける。

フリースクールのスキー合宿やお出かけイベント、
友達の家に遊びに泊まりに行く。

僕は断った。

みんな帰ってきて、楽しそうな話をしているのを
聞いて、とても寂しかった。

僕が勇気を振り絞って行った
友達との花火大会も

トイレが気になり、
長蛇で並んでいるの早めにいかないとと
トイレに2回も並び
花火はトイレに並びながら見て

友達と見れなかった。

どうしても行きたいフリースクールのお出かけは
みんな集合して行くのに
僕は一人現地に電車を何度もトイレに降りながら
行った。

仕事もトイレのことを考えて選んだ。

僕はこの症状を治したいと
思っているうちはとても、悔しい気持ちや
悲しい気持ちでいっぱいだった。

でも、これも僕なんだと
受け入れた頃に、前向きになれた

出来るだけ
トイレにいつでも行けるような
環境の楽しみを見つけよう。

トイレにいつでも行けない環境は
僕には合わないんだ。

そんなふうに過ごすようになって

数十年経った今
だいぶ気にならなくなっている。


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