毒親の母と私と「お金」
文句を言っていい立場じゃないことは百も承知
私は現在私立の文系大学生で、奨学金を借りずに親に学費を払ってもらっている謂わば「ぬくぬく大学生」だ。
そんな私が今から育ててくれた親に対しての”文句”をつらつらと述べるので、「なにこいつ腹立つ」と思ったなら読んで頂かない方が良いかと思う。
逆に言えば、「文句を言っていい立場じゃないことは百も承知で文句を言いたい!」の言葉に「分かる!!!!!!!!!!!」と言ってくれる人に是非読んでいただきたい。
「うちは貧乏です」
物心ついた時にはすでに頭の中に擦りついていたこの言葉。
古い記憶、あれは何歳の時のものだろうか。
ミスドに連れられて
「好きなの選んでいいよ」
と言われ、私は無意識に選択肢を”100円のドーナツ”に制限し、ポンデリングを選んだ。
(うちは貧乏だから)
生まれつき「心配性」な私
「うちは貧乏」
そんな母の言葉は、決して嘘ではなかった。
裕福とは言えない家庭で、子供の私が物をねだり過ぎるようではそりゃあ困る。
だが正直その言葉は、母の”口癖”と化していた。
生まれつき「心配性」の性格がすぎた私は、母の
「あんまり贅沢すると今みたいにご飯なんて食べられなくなるよ」
の言葉に、毎日震えていた。
「お金が…」と言うと、聞こえるため息。
そうして小学校に進学した私。配られる教材費の内訳についてのプリント、教科書代のお知らせ、部活の参加費、毎月のお小遣いetc…
それらの話を出すと、
「はあ…またお金ね…」
とため息をつき、不機嫌になる母。こう言う時に、罪悪感に包まれないで、平気でいられる子供はいるのだろうか。
私は、と言うと、いつも泣きたい気持ちでいっぱいだった。
そしてこう思っていた。
(ごめんなさい、大人になったら全部私が払うから、許して)
あの時の私に言いたい
ポンデリングを選んだ私、毎日のご飯を心配していた私、お金のことでいつも泣きたくなっていた私。
果たして、あの時の私が、今になってそれらの出来事をトラウマと思ってしまうほど、ストレスを感じる必要はあったのか?
…
無かったのでは…?
母の口癖、母のため息で、私が感じていたのは「罪悪感」。
「罪悪感」って、何だ。
罪悪感(ざいあくかん)(guilt)とは、罪を犯した、悪いことをした、と思う気持ちのことである。 (Wikipediaより引用)
あの時の私、何か悪いことしたんでしょうか。
私があの時感じるべきは「罪悪感」ではなくて
「感謝」だったはずなのだ。
そんなのを感じる余裕は、無かった。
今も。
私が親だったら
私がもし親になったら、子供にはいつも精一杯、幸せを感じていて欲しい。
不安なんて、取り除こうって言ったってどうしようもできない時が来るんだし。
余計な不安も心配も罪悪感も感じさせたくない。
いくら貧乏でも、毎日笑い飛ばしてあげたい。
これって叶わない願望なのか?
金銭に不安のあるまま親になったら、みんな私の母みたいに、毎日ため息をついて暮らすことになってしまうのか。
たとえそれができなくても、少なくとも私は、娘の成人式の振袖代をみて、これ見よがしにため息をつくなんて真似はしたくない。
(正確にいうと、『今月の出費、大きすぎたわ。節制しなきゃね、、、、』という言葉withため息。)
親の心、子知らず?
こんなことを書いていたら、「『親の心、子知らず』って言いますしね。」と言ってくる人がいるかも知れない。
黙らっしゃい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「親の心、子知らず」ということわざは、とても幸せなことわざだ。
親の心を知らないで、勝手気ままに育ててもらった子供が、己が親になって初めてその心を知る。
私もそういう人生が良かった、、、、、、!!!!(涙)
親の心、とっくに知っている。
子育て、大変だよね。
お金はかかるし、手間はかかるし、家事はきついし、
ため息は出るし、愚痴は尽きないし、旦那は腹立つし、
突然家出して、しかも友達の家に転がり込むでもなくATMから勝手にお金を引き出して東京観光に繰り出す娘のことなんて理解できないし…
(いつか書く予定)
日々の暮らしで既に実感している私は、おそらく自分が親になってから感じる感動はほとんどないだろう。逆に感じるのは、
(あの時、そんな罪悪感を煽るような言い方しなくても良かったのに…)
という思いだろう。
想像でしかないけど。
余談:インスタの「一人暮らしして良かったこと:親のありがたみが分かった!」なんていう投稿には、ちょっとばかりイラッとする。うらやましい。
いやいや学費を払うくらいなら、払わないで欲しい
別に今更「あんたに払う金はない!」と家を追い出されても、自分で何とかできる。
母は「人生なんともならない」と脅して来る。
だが私は、自分で本を読んで、いろんな物語をみて、自分の頭で「人生は何とかなる」と判断しているので結構だ。
早く離れたい。
まとめ:「しょうがない」
現実を受け入れて、罪悪感を感じてしまうことにしっっっかりと腹を立てて(重要)、こういうnoteを書いてストレス発散して、自分はある程度の収入を得られる社会人になるために努力することにする。
そして、ここまで読んで読んでいただいて、同じような経験があるあなたと、一緒にちょっとだけ心を軽くすることができたなら幸いだ。
また続きを書きます。
どうぞよろしく。
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