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木々のある風景は好きなマメルリハ②

我が家のマメルリハ・シャルを外出訓練のため、近くの緑道に連れて行ったら、木々のある風景を思いの外楽しんでいた話を前回紹介した。

このシャルの様子を見て思い出した初代マメルリハ(稲生家で最初に飼われたマメルリハ♀)のことを今回は紹介したい。初代マメルリハについては↓や#初代マメルリハにある。


車移動へっちゃら

この初代マメルリハは、シャルほど外出嫌いではなく、むしろ人間の家族と行動することは好ましく感じていたようだ。幾度か車で数時間かかるところに一緒に旅行に行ったこともあり、彼女は自分のいつもの鳥籠に入ったまま、普段通りに車中で過ごしていた(もちろん後部座席にいる人間が交代で鳥籠をずっと支えている)。

渋滞に巻き込まれて、人間たちがうんざりしたり、トイレが心配になったりしている中、初代マメルリハは自分だけ餌を食べ、水を飲み、トイレにも困っていないなんてことも。ある時は4~5時間かかったホテルに着くまでずっと車中の鳥籠にいても、初代マメルリハはおとなしくしており意に介してなかった。

マウンテン&ポンドビューの部屋から

その4~5時間かかったホテルは某国立公園内にあり、客室からは少し遠くの山、近隣の湖沼群の沼の一つと水辺の森林を臨み、風光明媚な風景を楽しめるところである。当時、事前に電話でマメルリハについて説明し、同伴可否の確認をしたところ快く許可をくれたそうだ。

ちょうど客室には鳥籠を置くのにちょうど良い出窓があり、初代マメルリハの鳥籠はそこに置かれた。普段なら初代マメルリハは人間たちがいる室内の方を見ているはずのところだが、ホテル滞在中はそうではなかった。

初代マメルリハは、ずっと私たちに背を向けて山や森の木々、それらが逆さに映る水面をずっと飽きずに眺めていたのだ。ホテルなので普段のように放鳥するわけにもいかず、2~3日の滞在中ほぼ鳥籠にいたが、窓の方を見るとリラックスした彼女の背中ばかり見えていたのをよく覚えている。時々そうしている初代マメルリハの顔を覗き込んでみると、とても穏やかな表情だった。鳴きもせず静かにゆっくり風景を楽しんでいた。

先日緑道の木々を見せた時のシャルの反応で、ふとこの時の初代マメルリハを思い出したのだった。人間たちが美しいと感じる木々の風景に対して、マメルリハたちも同様に美しいと思う感覚があるのだろうか。私自身も自然豊かなところで暮らしてきたわけではないが、木々の風景にほっとするように、野生ならば木にとまる鳥であるマメルリハたちもほっとした気持ちになるのかもしれない。


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