気づくことに疎かになっていたことに気づいた。

桜のお菓子には目がないけど、実際に咲く桃や梅、春の匂い、空の変化は見逃している。

noteの皆さんの記事を読ませていただいて知る、確かな春の訪れ。今年の春の始まり。

3/3。
ひな祭りに気づいたのは夕飯を食べようとしたタイミングで。ひな祭りとは全く関係のない食事をした。それがなんだったかも思い出せない。

3/9。
初めて買ったアルバムはレミオロメン。中3のときに、「3月9日」が収録されたアルバムを友達に借りたことがきっかけで大好きになったバンド。解散が決まったときは心が止まるほどかなしかった。

高校の卒業式にみんなで歌ったのはいきものがかりの「SAKURA」だったけど、帰りに3月9日を聴きながら歩いた。

今年の3月9日は、noteのおかげで3月9日当日に思い出した。聴いた。2番は少しあいまいだったけど、1番は瞳を閉じていてもしっかり歌えた。

合わせて声に出して歌いながら、涙する年もあった。今年は、じっくりと聴きながら懐かしさを感じる中にも、乱れず保つ冷静さがあった。

同じ3月9日はないんだ、ということを実感する。

まぶたの裏にいるであろう「あなた」はいないし、込み上げてくる明確な気持ちも特にない。特にないのだけど。確かに私の人生の一部だ。

あと、季節で思い出す歌はRADWIMPSのセプテンバーさん。こちらは9月のうちに思い出せればいいからやさしい。

9月になるころには、向こうの生活も落ち着いていろんなことをして楽しんでいるんだろうなと思いながら。

サムネイルは、旦那さんがお仕事の出先から送ってくれた写真です。

右上の「止まれ」の標識が、「きれいに咲いたのでぜひ足を止めてみてください」と言っているように思えて、少しクスッとしちゃいました☺️

私も、上を向いてただ感じる時間を多めに作ろう。