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見えなくても、そこにあるもの。

昨日、2023年3月1日は、金星と木星が大接近して金運アップの日だったみたいですね。

確か年末に占い番組を観ていたときに、占い師が来年の良い日は3月1日って言っていて、忘れないようにカレンダーになぐり書きしたんです。

「金星と木星かさなる日(金運)」

とだけ記されていて、情報が足りてそうで足りてなさそうな頼りないメモでした。


1週間前には、金星と木星が接近しているのは知っていて、月と木星と金星が並ぶ写真も撮れました。

わりとばっちり見えて、とてもきれいでしばらく一人でぼーっと眺めていました。


そしていざ昨日、せっかくだしと金運アップの日当日の金運と木星を拝みにお散歩に出たところ、まず目に入ったのが見事なおぼろ月。

この瞬間、ちょっと嫌な予感が。

空をくるりと見渡してその予感が的中、空一面が雲に覆われていて、昨日まできれいに見えていた金星と木星は完全に隠れてしまっていました。

「なーんだ」と、しょんぼり歩き出す私。


しばらく歩いていてふと、目には見えていないだけで、そこにはあるんだよな、なんて思い始めたりして。


目に見えるものだけを信じようとして、

聞こえるものだけ嗅げるものだけ味わえるものだけ触れるものだけ、感じれるものだけを信じるくせが、勝手についちゃってたかもななんて思ったり。

でも、そのすぐ一歩外側には、普段は勝手にないものにしているだけで、自分自身ではなかなか感じ取れないたくさんのものが存在しているのは確かで。

余裕があるときなんかに、いつもより手を伸ばして、思いの幅を広げてみると、なんだかちょっとだけ優しくなれるのかもなって、それも一つの心の豊かさだったりするのかな、とか。


空に隠れる金星と木星のおかげで、そんなふうに思えた夜でした。

夜ももう、だいぶあたたかくなってきましたね。


今はまだうまくまとめられないんだけど、何か大事な1ピースな気がして忘れたくなくて、むにゃむにゃと書き出してみました。



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