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HSPは自分の声も傾聴しよう「心身の声を聴く重要性」

心の難しいのは、可視化しづらいところです。

骨折や捻挫、脱臼などの身体的な怪我が発生すると、人は誰でも自分をいたわります。

しかし、心が同じようにダメージを受けていても、それが見えないため、つい無理をしてしまうことも少なくありません。

体のダメージも、わかりやすく見える化されるものもあれば、そうでないものも…。

例えば過労はダメージの蓄積ですが、つい「まだ頑張れる」「あと少しなら耐えられる」と無理を重ねてしまうことがありますよね。

これって、体の声をも無視していることになるのかも?

『東洋経済ONLINE』で、精神科医の和田秀樹さんが、作家の五木寛之さんと対談しておられました。

年齢を重ねても変わらず精力的な活動を続けておらえる五木さん。以前は体調不良に悩まされることが多かったのだとか。

五木さんが自分の身体が発する声を聞こうとしている姿勢を知り、和田さんは次のように語られています。

和田:「自分の体の声を聴く」というのは、すばらしい言葉ですね。たいていの人は、自分の体の声よりも健康診断のデータのほうが正しいと思ってしまいます。でも、人間には個人差があるので、煙草をすぱすぱ吸って100歳まで生きる人もいれば、健康診断のデータは正常なのに60代で亡くなる方もいる。データだけを信じてしまうと、体の声を聴けなくなるんですね。

80過ぎて「病院要らずの人」が健診より重視する事 五木寛之×和田秀樹 『東洋経済ONLINE』

健康診断のデータはわかりやすい指標なので、ある程度、参考になるでしょうが、それを妄信するのは危険かもしれないですね。

文中で「体の声を聞く」という表現をされていますが、心身の状態は一致することが多いと感じています。

身体のコンディションがよくないと、心も引っ張られて落ち込み勝ちになりますし、反対に体調が良いとウキウキ前向きな気持ちになれます。

先日、他者の言葉を聴く重要性について記しました。

HSP気質、繊細さんは、相手へ矢印を向けることがどちらかといえば得意。

相手に向けるのと同じくらい、自分が発する声に耳を傾けるというのも同じく大事ですね。

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