人間とAI(人工知能)の違い。

NHK Eテレの番組である「浦沢直樹の漫勉neo」で大人気作「アオイホノオ」の作者である島本和彦氏の回を再び録画で鑑賞した。この回の冒頭で浦沢直樹氏が「創作というのはオリジナルはなく、何かを我々は生まれた時から見ており、その影響下で物を作る。なので、私(浦沢直樹氏)は全部が「パロディ(創作された文学や音楽、美術、演説などを模倣した作品)」だと思う」と語っていた。これを聞いて私はある考えが浮かんだ。それは、これはAI(人工知能)にも同じようなことが言えるのではないか。

AIモデル(機械学習モデル)を訓練するためには、訓練するために使用されるデータ(トレーニングデータ)が必要であり、AIが作られる前からのデータも含まれている。これがAIにとっては「生まれた時から見たもの」であるとも言える。このトレーニングデータは、機械学習アルゴリズムが適切に動作するために必要不可欠な役割であり、品質の高いトレーニングデータを用意することが、アルゴリズムの性能を最大限に引き出すために必要不可欠な要素である。そして、AIが何かを作るためにはトレーニングデータが必要で、トレーニングデータはAIが学習するためのデータセットであり、AIが問題を解決するために必要なパターンを含んでいる。また品質の高いトレーニングデータを用意することが、アルゴリズムの性能を最大限に引き出すためには必要で、性能を引き出すことによって、人間が行うタスクの正確性を向上させることや、アルゴリズムが正確である場合、人間は手作業で行う必要のあるタスクを自動化することができたりする。つまり、AIも人間と同じように、生まれた時から見たものの影響下で何か作ったりしていることが言えるのではないかと考える。

そうなってくると、ますます「人間とAI(人工知能)の違いとは何なのか?」、もしかすると先の未来では違いなくなっているかもしれない。これは映画「マトリックス」でいうところの僅かなノイズ(信号)のようなものを人間が発生させるのが精一杯になるのかもしれない。が、これから人間はどのように行動していくべきなのか、人間として何をすべきなのか?を考えさせられた。

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