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転職活動記録#3 〜活動で成長したこと〜


今回は、転職活動をしたことによって成長した・スキルアップしたと思う部分について。

新卒からずっと営業をやってきたのですが、仕事中よりも転職活動をした時のほうが自分がどう見られているか、相手にどのように伝わっているかを意識していたように思います。

「僕個人」としての価値を企業にアピールしなければ、内定を勝ち取ることはできないので当たり前な話ですが、大企業で働きながらいかに会社の名前に助けられてきたかを実感しました。

僕自身が成長した事柄としては、特別なスキルではなく超絶普通のことですが、転職活動期間に現職で仕事をしながら自分自身の成長を感じ取ることができました。

つまり転職をする気がない人でも面接を受けたり、他企業の人と接点を持ったりすることで、現職での業務をもっと良くできる可能性があると思いました。

特に、日々の業務がルーティン化している人や、関わる人の範囲が限定的な人、自分の成長に飽和を感じている人、なんかは異世界異文化の中で自分を客観視できる、他に代替がないような価値のある場になると思います。


自分で話(ストーリー)を作る力


これは、実際の対話においてもそうですし、文章においても同様だと実感できています。(この記事がめちゃくちゃだったらすみません)

なぜ、この力を鍛えられたかというと、これは僕自身の経験談なので偏りはあると思いますが、新卒で就職活動と中途の転職活動での対話における大きな違いに起因しているかと推測しています。

新卒での面接では


面接官「志望動機を教えて下さい」

学生「御社の〇〇という理念に共感したからです」

面接官「どういったところになぜ、共感したのですか?具体的なエピソードを教えて下さい」

学生「大学時代に所属していた○○部でのときに△△という経験をして〜」


というような対話になっていた記憶があります。

一方で、中途での面接は

面接官「志望動機を教えて下さい」

自分「御社の〇〇という理念に共感したからです」

面接官「わかりました。では、次に転職理由を教えて下さい」

自分「ふぁっっっ???」


というようなことが起こります。


少し極端ではありますが、これは僕自身の実体験でもあります。

どういうことかと言うと、新卒の場では返答に対して面接官が聞きたいことを手引きしてくれたりしましたが、中途の面接では質問に対して自分で話の落とし所までのストーリーを考えて話さなければ、伝えたいことを伝えることができませんでした。

これは簡単そうに見えますが、めちゃくちゃ苦戦しました。

一つの質問にフォーカスすれば、やっつけでもある程度の返答はできると思いますが、面接ではまだまだ質問が続きます。

30分〜1時間の面接が終わって、最終的にすべての質問に対する返答の内容に一貫性があり、その内容が企業が欲しい人材とマッチしている必要があります。

「自分で話を作る」ということは、一つの質問に対する回答だけでなく、面接全体を通して一貫性を示し、納得感をもたせることができることでもあるかと思います。


相手(企業)を研究して、自分を理解して、伝えたいことを整理して、実際に伝わるように話せてやっと自分の価値を示すことができるんだなぁと。


この一連の流れですが、自分=商材と捉えれば営業に置き換えられるし、自分=企画と捉えればバックオフィスにも置き換えられるのではないかと思います。

僕の場合、現職では既存顧客への営業しか担当していなかったので、説明の筋が通っていなくても、少し雑な説明でも

お客様から言われるのは「〇〇社さんのものはいつも使っているから今回も同じで...」

というように、契約が成り立ってしまうことが多かったように思います。

つまり、会社の名前に助けられ、過去の先輩に助けられてきただけだったんだなと気づきました。


それでも、転職活動で学んだことを活かして現職でお客様とやり取りをしていくと、いつもより納得感を得られているような感覚がありました。そして、もっと営業として頼られるようになった感覚もありました。(辞めてしまうのが惜しいくらい)

お客様としてもずっと同じものを使って慣れてしまっているので、改めて筋の通った説明で価値に気づいてもらうことができました。

転職活動で学んでいなければ、きっとお互いにこのことに気づかないまま関係を深めることもなく、何の印象もなく営業としての役割を終えていたのかもしれません。


と、今回は転職活動で一番成長を感じられた部分を記録しましたが、他にも信じられないぐらい成長ポイントがありました。

推奨ですが、言えることは

転職する気なくても、転職活動は経験すべき

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