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FOOTBALL

皆さんこんにちは。

もうすぐで二月が終わりますがいかがお過ごしでしょうか。

今回はサッカーと政治のお話

とても触れにくい内容で、記事として出すことがどうなのか迷いました。

しかし、私はサッカーというスポーツは平和の上に成り立つ競技だと考えているため、文字として残すことを決めました。

まだ詳細がつかめていなかったり、専門家でもないため一部知識の誤認があると思います。そのため、あくまでいちフットボールファンの意見として閲覧いただけますと幸いです。

以下、今回の目次となります

【初めに】

連日ニュースでも報道されているように、ロシアがウクライナに軍事介入をしており戦争が始まっています。

至る所で爆発音が聞こえ、今まで直面したことのない国の緊急事態に国民はおびえる毎日です。

そして、日本時間2月25日に国民総動員令が発動されて、18歳から60歳までの男性は90日以内に軍に召集され、戦線へと送り出されます。

そもそも、ロシアとウクライナの間の問題は今に始まった話ではありません。しかし、今回その話をすると趣旨がブレるので、下記に添付している動画を参考にしてみてください。

(個人的に分かりやすいものをリストアップしています)

【参考動画①】

【兄弟か宿敵か】ウクライナとロシアにまつわる歴史をわかりやすく解説

出典:世界見聞録さん

※かなり前の歴史から、現代までを地図と共に分かりやすく解説されており勉強になると同時に、現在の対立につながる原因も知ることが出来ます。高校で世界史を履修された方は復習のような内容で、履修されたことが無い方で初めて聞く方にもわかりやすい一本です。なお、当方は大学受験まで世界史を使っていたド文系なので良い復習になりました。

【参考動画②】

「ロシアの論理」で読み解くウクライナ危機              【豊島晋作のテレ東ワールドポリティクス】(2022年2月9日)

出典:テレ東BIZ

※個人的に結構分かりやすい参考資料だと思います。多くの日本メディアがウクライナ視点で語ることが多い中、あえてロシア視点で解説しており今回の問題の本質がつかめるのでおすすめです。また、豊島アナの説明も大変分かりやすいです。

【参考動画③】

ロシア侵攻後のシナリオを緊急解説                  ~全面戦争か”落とし所”か〜ウクライナ危機             【豊島晋作のテレ東ワールドポリティクス】(2022年2月24日)

出典:テレ東BIZ

※こちらも参考動画②同様にとても分かりやすい一本であると思います。


【本題】

さて、話は今回のメインであるサッカーと政治に移ります。

今回、ロシアがウクライナに侵攻を決行したことでサッカー界でも様々な動きが起こりました。

UCL(欧州チャンピオンズリーグ)では、ベスト16の一戦ベンフィカVSアヤックスでゴールを決めたベンフィカのフォワード、ヤレンチュク選手が得点後に母国へ向けたメッセージを掲げました。また、アタランタ所属のMFルスラン・マリノフスキ選手もEL(欧州リーグ)での得点後にウクライナへのメッセージが書かれたインナーを掲げました。

また、マンチェスター・シティ所属のDFオレクサンドル・ジンチェンコ選手はロシアの侵攻に対するデモ参加で戦争反対を唱えました。

クラブの動きとしては、マンチェスター・ユナイテッド(以下、マン・ユナイテッドと表記)がスポンサーであるロシアの空港会社との契約解除を発表しました。

そして最も注目度が高かった動きとしては、UCL決勝の会場変更でしょう。本来であれば、ロシア西部のサンクトペテルブルクで行われるはずでした。しかし、情勢を鑑みてUEFA(欧州サッカー連盟)はパリのスタット・ド・フランスへ変更となりました。

そして、つい先ほどポーランドサッカー協会は3月に行われるW杯予選のプレーオフでロシアと対戦することを拒否したとの報道がありました。

この様に、今回の一件は外交上の問題のみならずスポーツ界をも揺るがす一大事となりました。

本来、スポーツと政治は関係的に切り離されるべきだと考えられています。例えば、過去にアルゼンチンとイングランドの試合はいわば政治の代理戦争のような捉えられ方があり、これは当時のフォークランド紛争(マルビナス諸島)での対立構図をそのままサッカーに反映したものでした。

そして、今回はロシアのウクライナ侵攻を憂慮した上での判断だったと考えられます。しかし、ロシアサッカー協会は決断に対して「政治とサッカーは切り離されるべきであり、会場変更の決定には支持できない」としています。

今回の決断や声明によって、ロシアはサッカー界においても孤立状態になりつつあり、最悪の場合追放というシナリオも考えられるでしょう。

【考察】

ここからは、完全に私の視点での考察と意見になります。

異論は認めます。

私自身、今回下された判断は妥当なものであると考えています。

マン・ユナイテッドの判断としては、クラブという一つの会社を運営する上ではマイナスイメージに繋がりかねないため、いたって普通の考えだと思います。特にマン・ユナイテッド規模のクラブであれば国内外に多くのファンを抱えるため、迅速な判断が必要であったと考えます。

そして、UCLの決勝会場変更に関してこれもまた正しい判断であると考えます。

欧州の大会の会場として誘致をする以上、収容人数や見込みの集客数などの下準備は必要ですが、それ以上に何も不安要素無くフットボールが行える環境整備も必要なのではないかと思います。

過去にも、アゼルバイジャンでELの決勝が行われた際に特定の選手が緊張関係にある国の出身であったため、安全上の面で欠場したことがありました。

ヨーロッパの地で何も不安要素無く試合を執り行うとなると、一定の国に偏りが発生し、また別の問題が発生する可能性があります。それを考慮しての会場決定でしょうが、今回のような事態が発生してしまっている以上、そこに関しては致し方ないのかなとも考えています。

最後に、ポーランドサッカー協会が発した対戦拒否の声明も妥当なものではないでしょうか。

W杯予選では国同士の試合であり、一国を代表して戦っているからこそクラブ同士の対戦以上に国を背負う意識が強くなります。また、国対抗だからこそ歴史上の因縁や対立関係、情勢が色濃く出る場である以上、この決断は避けられなったのかなと考えています。

そして、ロシアと同じプレーオフのパスに属するチェコとスウェーデンも、ロシアが勝利した際に対戦することとなるロシアホームで開催される試合には出場しないとの声明を発したました。

【終わりに】

スポーツと政治は今後も議論の対象となるでしょう。しかし、私の考えではサッカーに限らずスポーツは平和があってこそのものなので、平和のための政治的考えの持ち込みは妥当であると考えます。

今回の一連の事態は、遠い日本に暮らし、戦争とは程遠い私たち若い世代にとっては対岸の火事に過ぎない事でしょう。しかし、一歩間違えれば再び世界的な規模の戦争に発展しかねないものです。

私たちが暮らす世界で戦争が起こり、過去の悪夢が蘇りつつある今、フットボールが持つ力とは何でしょうか。

今回このように記事を書いた理由の一つとしては、たとえ微力でも、どんなに内容が薄くとも、伝えていくことでなにか解決の手がかりを見つけることが出来るのではないかと考えたからです。

国の官僚でも何でもないただの大学生という身分ですが、私の記事を見てくれた貴方が、サッカーを通じて少しでも世界情勢に興味を持ち、今回の問題に触れるきっかけを作れたらいいなと思っています。

以上。

読了の際に以下のアンケートにご回答いただけますと幸いです。

今後の記事作成に活用させていただきます。





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