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2024年6月の記事一覧

新規事業開発に必要な「コレクティブ・ジーニアス(集合天才)」という考え方

大企業の新規事業開発を支援するNEWhのサービスデザインチームのマネージャーをしている今村です。 ここでは新規事業をクライアントと共に“共創プロセス”で伴走支援する中で得られた知見やノウハウをお伝えしていきたいと思います。 Collective Genius (集合天才)とは? 「Collective Genius(集合天才)」という言葉を聞いたことがありますか? 今回は、新規事業開発をする上で重要なこの言葉をテーマにお話をしていこうと思います。 この言葉は、イノベーシ

組織文化をアイドルグループのように愛でる

近年、組織や企業は外部に向けたブランディングや従業員のエンゲージメントの向上のために、組織・企業文化(カルチャー)を明文化し積極的に発信しています。採用活動においても応募者と組織文化との適合(カルチャーフィット)は重視されるようになっています。 私は現在勤めている会社に入ってから、組織文化をアイドルグループを応援するように好きになって来たので、その変遷を共有してみたいと思います。 初めの一歩はタイプのメンバーから アイドルグループを好きになるときは、まず特定のメンバーの

【書籍】AIの最先端を追う:非テック系ビジネスパーソンのための情報収集と学習法ー山本康正氏

 『THE21 2024年7月号』の中で、山本康正氏の「「世界最先端」を 自分に実装する方法」が掲載されていました。この記事では、非テック系ビジネスパーソンが最新テクノロジー、特にAI分野について学ぶための具体的な方法を詳しく解説しています。企業人事としても非常に多くの示唆を与えてくれる内容でした。 情報収集のポイントについて 一次情報に直接アクセス  日本のメディアは情報が遅れたり、バイアスがかかる可能性があるため、アメリカを中心とした海外のテック企業の一次情報に直接ア

採用の現場で企業の「事情」を伝えることを考える

こんばんは。今日もおつかれさまです。 採用の現場で自社を理解してもらう時の「事情」の伝え方について考えてみたいと思います。 お互いのために「事情」を伝える 私は働いている人や転職を考えている人のお悩みを聞くことも多いのですが、仕事や企業の考え方が「思っていたのと違った」という話を最近よく聞きます。そう感じてしまうと、働く人は会社への信頼の気持ちや頑張ろうという気持ちは削がれてしまうでしょう。働く人と企業の間の立ち位置でこういう話を聞くと、お互い不幸だし残念な気持ちになり

社内のデータ活用を促進するためのAI @datainfra-ai をつくった

データ分析の開発を進める中で、アーキテクチャなどの技術面以外でも難しい障壁があります。それは、全社員がデータを活用しやすくするためには、どうすればいいのかという問題です。 どれだけ優れたダッシュボードや分析結果があっても活用されなければ意味がありません。社内からの問い合わせにエンジニアやデータチームがすべて対応していては、人手不足になってしまいます。かといって、データを使用したい社員側も、自力ではどこにどんな情報があるのかわからず、困ってしまうことが多々あります。 そこで

【Tableau×人事】人事データ分析の重要性と機微な人事情報の関係

現代の企業において、データドリブンで課題解決を行うことはますます重要になっています。 特に、人事部門が扱う社員データは、個々の従業員に関する非常に重要な情報を含んでいます。 このため、データの取り扱いには細心の注意が必要です。 人事データからハイパフォーマー分析を行いたいと考え、かつて、データ分析を行う専門の部署に分析を依頼しようと考えたことがありました。 その際、個人情報についてはマスキングを試みましたが、ほとんどの情報が重要な個人情報であったため、結果的にほぼすべての

HRテクノロジーのソムリエとして、課題に最適なソリューションを提案する

日進月歩のHRテクノロジー。セレブレインのコンサルタントは、日本国内はもとより、世界でも先端を行く欧米のHRトレンドやHRテクノロジーに精通しています。この豊富な知見と20年以上積み上げてきたコンサルティングのノウハウを掛け合わせ、いわばワインのソムリエのように、企業の状態や解決したい内容、将来の組織のイメージ、予算などに応じて最適なソリューションと導入までのプロセスを提案します。人と組織にまつわる課題解決のためにHRテクノロジー導入を検討する際は、まずは我々セレブレインにご

デジタル庁発行「テキスト生成AI利活用におけるリスクへの対策ガイドブック(α版)」を読んでみました。

こんにちは。WEBディレクターの伊藤です。 みなさん、AI使っていますか? 日夜できることが増え、またその精度も上がっていく生成AI。 調べ物をしたり、ブレストに付き合ってもらったり、 文章の草案や構成案を作ってもらったりと、私も少しずつ活用しています。 いまや仕事をするのに欠かせない!という方もおられるのではないでしょうか。 そんな便利なAIですが、使うことにリスクはないのか?どんなリスクがあるのか?について、私も含め多くの方が気になっていると思いますが、 そんな方のため

AIや機械学習を駆使した人事・経営データ分析で、人と組織に関する意思決定精度を飛躍的に向上

企業内に蓄積されたさまざまな人事データや経営データを収集・分析し、経営上の意思決定や組織作りなどに役立てる「ピープルアナリティクス」。タレントマネジメントシステムだけでは分析が難しい人や組織に関する課題を、AI(機械学習エンジン)を駆使して導き出し、現状のみならず将来に関わる意思決定についても精度を飛躍的に高めます。 サービスのポイント (1)明確化している課題の解決に効果を発揮 タレントマネジメントでは導き出せない人や組織に関する課題において、特にピープルアナリティクス