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採用マーケティングがいま求められているワケ_代表に聞いてみた#1


―株式会社Human Resource Designを立ち上げようと思ったきっかけは何だったんですか?

前職でも採用関係の仕事をしていて、お客様と話している中で苦しい採用活動をしている会社が圧倒的に多いと感じていたんです。中でも特に気になったのは、マーケティングでいうとこの「認知・興味」を取れていないということ。

まあ、一言で認知・興味を取れていないと言っても、現れる課題の形は様々です。
例えば、
・そもそも自社の認知度が低いため、もっと多くの層に知ってほしい
・異なる業界を中心に就職活動をしている層にリーチしたい
・同一業界で就職を検討はしているが、自社が検討に入っていない層にリーチしたい
といった具合に。

ニーズはあるのに、採用マーケットのガラパゴス化が進んでいて、ニーズに応えるサービスがない、だったらそれをやってみようと立ち上げたんです。

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―「採用マーケットのガラパゴス化」というと?

企業の採用活動はほとんど型化されています。ここ十数年は変わっていません。しかし、それが時代に合わなくなってきていると感じています。

分かりやすく新卒の採用活動を例にとってお話しましょう。まず、ご自身の新卒時の就職活動を思い返してみてください。どんな方法でやっていました?

―就職サイトで情報見たり、合同説明会に参加したりですかね。あとは少人数の座談会みたいなところに行ったり。

そうなんです。基本的にはいま言ってくれたように企業側も就職サイト、合同説明会を使うパターンがほとんどだと思います。しかし、これらの方法には落とし穴があります

それは「学生が見るのは知っている業界、企業」だということです。自社のことを知らないような新しい学生を獲得するのは難しいんです。

就職サイトの検索では「知っている企業」「検討している業界」で調べるのが普通ですし、合同説明会は「目当ての企業」があるから行くという学生がほとんどです。

―確かに。私にも心当たりがあります(笑)


しかし、スマホができてから特に学生の情報処理量。インターネットに接続する時間は格段に増えています。だからこそ時代に合わせて、対面型だけでない学生へのアプローチの方法を活用していくべきだと思います。
採用手法にも変化が求められている。それが、コロナによってより時代に求められ、加速したことは言うまでもないでしょう。

私たちがやっているのはストーリーブランディングを使った、採用マーケティングのお手伝いです。


―「採用マーケティング」ですか?

はい。一般的なマーケティングは、あらゆる施策をやる中で潜在顧客を見つけ出し、自社サービス・商品に惹きつけ、顧客へと育てていくことを指すと思いますが、それの採用版です。
なので、私が言う「採用マーケティング」は、入社することになる潜在社員(=学生)を見つけ出し、自社に惹きつけ、社員へと育てていくことを指します。

いわゆる、採用活動におけるゴール、入社までの前にはざっくり分けてしまうと、6つの段階があります。
認知・興味・検討・応募・選考・内定です。この全ての段階に採用マーケティングが関わってきます。

この採用マーケティングがうまくできるか、機能するかが、採用活動の効率、ひいては成果に結びつきます。

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―採用マーケティングをやるメリットは何でしょうか?

たくさんありますが、わかりやすく端的にメリットをお伝えしてしまいますと、以下3つです。
・良質な応募の増加
・説明会参加率・選考通過率の向上
・採用工数の軽減

採用マーケティングがうまく機能し、認知・興味を獲得できれば、自ずと興味がある学生が応募してくるため、説明会をキャンセルする学生や自社のことをよくわからないまま選考に参加している学生が減ります。また、インターネットを使うことでより多くの学生に効率的にリーチできますし、説明会のキャンセルがないことで電話等のフォローをしないで済むでしょう。

学生のインターネットに接続する時間が増えたこと、SNSや特定のアプリの利用率が高くなっていること、インターネット上から行動を追い適切な広告配信をする技術がここ10年で飛躍的に精度が上がっていることから、採用活動におけるネット戦略(=採用マーケティング戦略)が重要度を増したことは皆さん実感あるかと思います。

―学生が一番使う、触れている時間が長いインターネット上での魅せ方がとても大事なんですね。接触型の採用手法が中心だった今までとは、採用のあり方もすごく変わっていきそうですね。

そうですね。特にコロナの影響もあり、予想していたよりも急速に変化が求められている気がします。


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編集後記(執筆者:えお)
今回は起業のきっかけについてお聞きし、「採用マーケティング」について詳しくお聞きしていきました。実はお話をお聞きする中でもう一つ気になったワードがあったんです。「ストーリーブランディング」というワードです。次回はそこについて聞いていきたいと思います。
この「代表に聞いてみた」は、毎週上げていきたいと思いますので、ぜひ続きも見てみてください!!
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