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連載 セルフタッチング入門 第3回 「今・ここ」につながるためのタッチケア

「がんばる心はつぶれへん!」。1995年の阪神・淡路大震災の際の神戸で、よく語られた言葉だそうですが、“人はがんばりだけではもたない”ことを、被災の当事者として思い知らされたという、中川さん。
では心身ともに癒やされ、「今・ここ」につながるタッチとは?
中川さんが提唱される「こころにやさしいタッチケア」が誕生するまでのエピソードを、当時の記憶をひもときながらお伝えします。

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Image: iStock

わたしに触れる、コロナ時代のタッチケア

セルフタッチング入門


第3回 「今・ここ」につながるためのタッチケア
文●中川れい子


こころもからだも癒やされるには?〜阪神・淡路大震災の記憶から

「そうだ、これからは触れることを学んでみよう!」

1997年の秋。空が天に向かって青く広がる初秋の季節。ほんの一瞬、頭の中の空白で鳴り響いた声。
それが、わたしにとっての“タッチの旅”の始まりでした。

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