連載 ココロとカラダを繋げる ボディコンシャストレーニング12-03「プッシュアップを見直そう!」(後編)
巷に溢れる様々なトレーニング理論。それぞれに新しい知見やグッズ、時には有名選手のお薦めもあり、どれも魅力的ですよね。だけど本当に大事なことはトレーニングを行うあなた自身。誰かが「正しい」と言われる方法や理論を「正しく」実践しようと思うあまり、自分のココロやカラダがどう感じているかを忘れていませんか?
この連載ではトレーナーでありロルファー™️である大久保圭祐さんが、ボディワーク・ロルフィングⓇの視点を取り入れた「カラダを意識したトレーニング法“ボディコンシャストレーニング”をご紹介します。意識を変えてカラダの声を聞くことで、いつものトレーニングが「あなた専用のトレーニング」に変わります。
ココロとカラダを繋げる
ボディコンシャストレーニング
第12回-03 「プッシュアップを見直そう!」(後編)
文●大久保圭祐
Image: iStock
○ステップ5、深層の意識を作って、インナーマッスルを活性する
筋トレをしていて、見た目や筋力発揮に大きく関わる体の表層にあるアウターマッスルが強くなり過ぎて、身体に不調が現れてしまうことがあります。
これはアウターマッスルに対して、姿勢の保持や関節の保護などに関わる体の深層にあるインナーマッスルとのバランスが崩れてしまっているのです。
これらのアウターとインナーの筋肉が、バランス良く働くことによって関節が正常に動いたり、姿勢を保持することができています。せっかく一生懸命に筋トレを続けていても、そのようにバランスを崩してしまうと、それに伴って肩や腕に不調を生み出してしまっては本末転倒です。
そのため、ここでは身体に意識を向ける時に「深層」の意識を作ってあげることに取り組みます。
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