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ドラクエで例えると僕の職業はなんだろう。

ある時、ふと思ったのです。「ドラクエで例えると僕の職業は何だろう」と。インフラエンジニアは僧侶なのかもしれない。ネットワークが死んだり、死にそうになった時に助けてくれる。スーパーファミコン版のドラクエでは、盗賊という職業もある。隠れたお宝を探す能力に秀でている。つまりはプロデューサーとかディレクターってそんな仕事なのかもしれない。

でも、僕は特に秀でた能力もなく、チームを牽引するような勇者にはなれないし、プログラムをゴリゴリ書いて、手作業だと何時間もかかる作業を数秒で終わらせるような魔法使いでもない。(ただし、SQLについては魔法使いレベルだと自負はある。何せSQLレシピの著者ですから…。)

じゃ、なんだろうと思った時に真っ先に浮かんだのが『遊び人』です。

遊び人だと思った理由 〜その1〜

今、仕事がかなり楽しいです。本当に遊んでいるかのようなのです。誰に何を指示されることもなく、自ら企画したり、プロトタイプを作って、反応を見ながら作業していく。

また、分析してあるインサイトが得られたら、「こうすればCV上がるんじゃね?」なんて理由で企画して、実施して、予想通りに勝ったのか、なんで負けたのかを調査して、またトライする。

本当に毎日会社に行くと言うよりは遊びに行っているような感覚なのです。

遊び人だと思った理由 〜その2〜

いろんなことに興味が向きます。コピーライティング、プログラミング、マーケティング、データアナリスト、広報、競馬などなど。各分野に手を出していた時はそれなりに実績も出せたとは思うのですが、やっぱり会社や日本を代表する人物にはなれなかったです。

けれども、『遊び人』という職業はレベルが上がると賢者に転職ができます。浅く広くやってきた身としては、レベルの低い賢者なのかな?なんて思ったりもします。

遊び人だと思った理由 〜その3〜

土日出版の代表を務めておりますが、やっぱりそこでも仕事をせずに遊んでいる感覚なのです。通勤時、電車の中では書籍の売上・ランキングを見ては、広告を操作したり、コンテンツを考えたり…。通勤時にまとめサイトを見る人、ゲームをする人、youtubeを見る人などいると思います。僕にとって、それらに代替されるのが土日出版の運営なのです。もはや遊びに近い感覚です。

出版業を遊びと言うつもりはありません。真剣にやってます。ただ、やらされている感は全くないです。自分の事業だから当然なのかもしれませんが…。

やりたいことがあってもできない辛み…

仕事においてもいろいろあると思うのです。極端な話、今は営業マンだけど、土日は趣味でプログラムしている人が、エンジニアとして転職活動する場合、エンジニア会社勤務の実績を問われます。未経験可なお仕事って転職活動だけでなく、社内においても同じなのではないかと思うのです。

大規模なシステムを運営している場合、やはり信用できる人にお願いしたくなります。失敗が大事故に繋がる恐れがあるから、なかなかやらせてもらえないのです。やりたいことがやれなかった時期は辛かったです。我慢あるのみです。

少しでもモチベーションある人に任せたい

今回、紀伊國屋新宿本店、1階の入り口付近にあるワゴンに土日出版、初の書籍、『仕事の説明書〜あなたは今どんなゲームをしているのか〜』を置かせてもらっております。

紀伊國屋ワゴン

この看板のキャッチコピーはコピーライティング講座に通っている方に考えていただきました。「習ったことを試せる!やってみたい!」とご快諾いただきました。

また、デザインについては、有名企業にお勤めの元デザイナーさんにやっていただきました。現役デザイナーの時も素敵なデザインを作ってくださる方でした。ただ、「職種が変わってあまりデザイナーらしい仕事をしていないので良い気分転換になる」と言うことでこちらもご快諾いただきました。

土日出版をみんなの遊び場にしたい

折角、仕事をお願いするのであれば、一緒に楽しめる人とやりたいです。実績や経験が初めからある人なんて、この世の中にいないはずです。

「お互いのやりたいことができるならば、一緒に楽しく仕事ができるのではないか。また、そこから新しい体験を得ることはお互いにとって刺激的なのではないか」そう考えます。だからこそ【土日出版がみんなの遊び場になればいいな】と昨今思ったのです。

事実、今回の看板作成を通じて、コピーライティングの難しさ、デザインをどう考えていくか、体験することができて非常に刺激的でした。

僕の職業は遊び人

先月、38歳になりました。若い子らのように、最新技術をゴリゴリ使い倒すエンジニアにはもう戻れません。逃げの発言かもしれないですが、今の現場でも、土日出版でも、若い子が活躍できる場所、チャレンジ可能な土壌、予算などを取ってきて、みんなの遊び場を作ることが僕の仕事なんじゃないかな、と最近感じながら過ごしています…。

そして若い子と最新技術を教えてもらいながら、僕自身もいろんなことで遊んで行きたいな、と…。約1ヶ月遅れの38歳の所信表明でした。

最後までお付き合いくださった方、どうもありがとうございました。

あ、最後に紀伊國屋書店に立ち寄る際は是非お手にとって見てください。
また、Amazon(Kindle Unlimited含む)でも好評発売中です!




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