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経営マニュアル~起業や事業を行うための基礎知識と考え方~⑲【経営の考え方 第五章 利益率】

50年以上生きてきてたくさんの失敗をした自分の実体験から感じた
経営マニュアル~起業や事業を行うための基礎知識と考え方~の
経営の考え方 第五章 利益率です。

【経営の考え方 第五章 利益率】

基礎知識では客単価、リピート率などから事業に必要な計画表を多数作成し仕事の事業計画書が出来ると思いますが【基礎知識 第十三章 事業計画書】の表の中で販売予定表(図E参照)の純利の部分と売上金から利益率が導き出せるのです。

利益率は本来(純利)÷(売上)で求められます。

販売予定表から考えると3ヶ月の時点では利益率は10%です。
(図E参照)6ヶ月の段階では利益率は30%となります。
最終的には最大利益率は35.7%になります。

仕事は利益率を最重要視することが必要です。
なぜならば売上が月に1000万円あっても、経費が950万円かかっていれば50万円しか利益はありません。
この場合はなんと!?利益率は5%しかないのです。
もし売上が100万円しかなくても経費が50万円であれば利益は50万円と一緒ですが、この場合はなんと!利益率は50%となります。

図F

この両方の仕事を比較(図F参照)すると、利益は同じ50万円ですが、売上はAの仕事の方がBの仕事より10倍の差があります。
しかし利益率はAの仕事の方がBの仕事より10分の1なのです。
このことから売上金額の大きさを重要視してはいけません。

あくまでも利益率と利益金額に注目することが大切なのです。
利益率にはいろんな種類があります。

1つは物品単価の利益率です。
スマホ販売の場合は1台のスマホの利益率となります。
今回の場合は販売価格は一万円。
仕入れ金額は五千円。
利益は五千円となりますので物品単価の利益率は50%です。
では50%の利益率のスマホを販売すると仕事の利益率はどうなるのでしょう?
仕事の利益率は10%から最大35.7%へと変動するのです。

利益率を上げるには2つの方法があります。
1つは経費の金額を下げること。即ち、コストダウンです。
もう1つはもちろん売上金額を上げることです。
仕事にとって利益率の大切さを理解してより効率の良い仕事をすることがより多くの利益をだせることにつながるのです。

一般の人達は年商何十億という売上金額の大きさに目を向けがちですが、実際は利益率と利益金額が大切であり、年間の売上金額は仕事のリスクの大きさに値すると思っておいた方が良いのです。

基礎知識を読み終え経営の考え方に進んでいると思いますが、なるべく各章ごとに短くわかりやすく解説していこうと思っております。この経営マニュアルがみなさまの何かのお役に立てばうれしいです。では、目次を掲載しますので記事は順次掲載していきます。掲載しましたら目次のタイトルにリンクをしますのでお時間ある方、ご興味のある方はご覧ください。

目次
経営の考え方 第六章 フェーズ(事業段階)

よろしくお願いいたします。

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