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第26話 神社の謎

神社の始め


ハジメは夢に出てきた神社を現実世界で訪れることを決意する。

その神社で彼は不思議な体験をし、夢と現実が交錯する新たな展開が始まる。

ナビ:ハジメの冒険はいつも夢から始まる

束の間の休息


前回の冒険で不思議な物体を発見し、早々に帰宅したハジメ一行。

だが収穫はあった。
秘密の部屋で新たな地図と文献を手に入れたのだ。

次の冒険に備えて休息し、体力の回復を待つハジメとタマであった。

ハジメ:今日の冒険は楽しかった!

ハジメ:またあの部屋に行きたいね…

ハジメ:そう思うだろ?タマ…

タマ:スピー…zzz…

ハジメ:お疲れ様、タマ…

ハジメ:ゆっくりと…おやすみ…

ハジメは優しくタマを撫でる。

タマは疲れ切ってすぐに寝てしまった。

ハジメ:あの不思議な物体は何だったんだろう…

ハジメ:いや…余計なことを考えるのは止めよう

ハジメ:今は次の冒険に備えて体を休めることだ

ハジメ:おやすみ、いい夢を…

そしてハジメは再び夢の中に入った。

夢の中の神社

今回は見覚えのある神社の境内に立っていた。

風に揺れる木々の音、鳥のさえずり、そして静けさが夢の中でリアルに感じられた。

神社の中心にある祠(ほこら)の前で、ハジメは立ち止まった。

突然、見知らぬ巫女が現れ、微笑みながら言葉をかけてきた。

ハジメ:今日の夢は神社か…

ハジメ:あれ?…この場所は…

巫女:ふふっ…

巫女:わっ!!

ハジメ:わっ!?

ハジメ:び…びっくりした…

ハジメ:もう…毎回驚かせるのはやめてくださいよ!

巫女:ふふっ…

ハジメ:で…デル…

ハジメ:あ…あれ?…誰だ?

巫女:あなたが来るのを待っていました

巫女:ここに来ることが、あなたの運命です

ハジメ:デルニじゃない…

ハジメ:ま…いっか

ハジメ:ここはどこなんだ?

ハジメ:どうして僕はここにいるんだ?

巫女:この神社はあなたの魂に深く関わっています

巫女:ここで得るものが、あなたの未来を導くでしょう

ハジメ:僕の魂?未来を導く?

ハジメ:僕の運命…この神社が?

巫女:左様でございます

ハジメ:あなたは…誰ですか?

ハジメ:逃げられる前にまずは名前を聞いておこう…

巫女:それも直にわかることでございます

ハジメ:また、このパターンか…

ハジメ:でもこの女性…どこかで会った気が…

巫女:ふふっ…

突然の巫女の登場に少々驚くハジメ。

しかし、毎度のパターンであるため、彼自身も慣れてきたような…。

現実での探索

ハジメは目を覚まし、夢で見た神社の詳細を思い出しながらタマをなでる。

彼はタマに話しかけた。

ハジメ:夢で見た…あの神社は…

ハジメ:確かあそこだよな…

ハジメ:タマ、あの神社に行ってみよう

ハジメ:そこにはきっと重要な手がかりがあるはずだ

タマ:みゃう…

ハジメ:冒険の心得、その02!

ハジメ:まずは自分の足で赴けだ!

タマは静かに鳴き、ハジメの決意を支持するかのように寄り添った。

神社

ナビ:何を感じたのか、今日のハジメは少し違っていた

神社までの道

ハジメは地元の街並みや商店街、いつも通る学校までの道をゆっくりと散策する。

彼は幼いころ住んでいた海沿いの家の近くを通り過ぎた。

あのときの場所を思い出しながら神社までの道程を、タマと歩く。

ハジメ:そっか…

ハジメ:あれからもう何年も経つのか…

タマ:そうみゃ…

ハジメ:初めてタマを海に連れていったな…

ハジメ:タマは水が嫌いだったね…

タマ:みゃあ…

タマ:カナヅチみゃ…

ハジメ:ここも懐かしいな…

ハジメ:あのときか…

タマ:…みゃう

ハジメ:結局…あのときの記憶は曖昧なままだ…

ハジメ:いつかきっと…あのときの謎を解明してみせる!

彼はタマと思い出の散策を楽しんだ。

そして見覚えのある、あの神社へと向かった。

神社での出会い

ハジメとタマはいつもの神社にたどり着いた。

夢で見た風景と同じ静けさと神聖な雰囲気が漂っていた。

ハジメ:着いたぞ、タマ!

ハジメ:この神社のはずだ…

タマ:みゃう…

ハジメ:やっぱり、ここだ…

ハジメ:夢で見た場所で間違いない!

タマ:みゃう…

タマ:……!?

タマは祠の前でじっと座り、神社の雰囲気を感じ取っていた。

ハジメが祠に近づくと、夢で出会った巫女と同じ姿の女性が現れた。

ハジメ:あっ!夢の…

巫女:ふふっ…

巫女:あなたがここに来ることは運命です

巫女:私はこの神社の巫女です

ハジメ:あっ…どうも…

ハジメ:みゃうみゃ!!

巫女:まぁ!かわいい猫ちゃんね!

巫女:…あっ!

ハジメ:えっ…今なんかキャラが…

ハジメ:ちがったような…

巫女:ふふっ…

タマ:みゃうみゃ!!

不思議な巫女もタマのかわいさに油断をするのであった。

つづく。

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