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経産省「未来人材ビジョン」に見る日本のヤバさ

今年の5月、経産省が人材政策の方向性示す「未来人材ビジョン」を公表しました。

大半がグラフなので、10分ほどで読めます。


このレポートは、日本の「ヤバさ」を残酷なほどに指摘。

海外移住を目指すものとして、掲示されるファクトの部分が多いに参考になったので紹介します。

①日本は高度人材から選ばれない国

人材にとって魅力的な国ランキングですが、高度人材にとって、いかに日本が魅力がない国なのかということがわかります。



こちらが、もととなったデータですが、日本はチェコの一個下に位置しています。


理由の一つは日本企業の同質性の高さがあり、下のグラフもそれを表しています。



②日本の人材競争力の減少

日本の人材競争力ん減少ですが、下の図のように、企業の人材への投資もすくなく、個人の自己投資も少ないので、当然といえば当然です。

また、組織になると、生産性が低くなる日本企業に原因があります。

従業員のエンゲージメント(企業と個人の成長が連動しており、互いに貢献しあえる関係)も、世界的にみて最低水準となっています。

そして、現在の勤務先で働きつづけたいと考えている人も少ないです。

③日本の生産年齢人口は、2050年に現在の2/3に減少

ぼくたちが老後に受給することになる年金は、将来の生産年齢人口に依存します。

しかしこのグラフをみると、将来の年金受給へのあわい期待が吹き飛びます。

おわりに

これらの表をみていると暗い気持ちになりますが、個人としての生存戦略は「①日本の組織で消耗しない術を身につけること」と、「②海外でも食っていけるスキルを身につけること」だと思います。

②について、「プログラミング」「語学」の勉強を継続していくのと、将来移住を考えているEUの国々について、もっとリサーチしていきたいと思いました。

プログラミングに関して、アメリカで働く例となりますが、『エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢』が高評価なので、さっそく読んでみたいと思います。



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