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【読む】本と映画のきろく

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読んでおもしろかった本の書評をメインに、魅力的なストーリーを探求していきます。たまにですが、見て面白かった映画やドラマ、アニメといった映像もご紹介。
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2023年3月の記事一覧

『わたしのはたらき』が示す、価値ある人生を生きるためのヒント

坂口恭平さん目当てで手に取った。 本書は、奈良の図書館に招かれた八名のゲストが、「仕事」…

日本の美意識が息づく挿絵:『絵本 化鳥』の魅力に迫る

『絵本 化鳥』は、幻想文学の大家・泉鏡花が書いた名作「化鳥」を、中川学が完全絵本化したも…

人を支配するということ『奴隷のしつけ方』レビュー

キャッチーなタイトルでおもわず手にとってしまった本。 古代ローマ人の貴族むけに、いかに奴…

レビュー『ちっちゃなサンタさん』ガブリエル・バンサン

季節はずれだが、表紙の落下傘で降りてくるサンタが気になり手に取ってみた。 ガブリエル・バ…

読者の心をつかむルポルタージュの書き方『ルポルタージュを書く』

雑誌「スペクテイター〈33号〉 クリエイティブ文章術」の内容が面白かったので、その中で紹介…

「ビジネスに潜む闇」――営業と詐欺のグレーゾーンとは

30代になってからだろうか、すべての広告や宣伝に対して、「ひとまず否定する」という態度をと…

真実を追求するためのガイドブック - 本多勝一のルポルタージュ論

雑誌「スペクテイター〈33号〉 クリエイティブ文章術」の内容が面白かったので、その中で紹介されていた『ルポルタージュの方法』を買ってみた。 古い本だが、面白い! このような力強いことばで、ルポルタージュの方法や魅力について語られており、一気に読んだ。 著者は実際にフィールドワークを通じて、『カナダ・エスキモー』、『アラビア遊牧民』、『ニューギニア高地人』をはじめ、数多くのルポを世に送り出してきた人物。 本書はルポルタージュを取りあつかう書籍として、第一人者による本なの

知的な筆致で描かれた、大人のためエッセイ『いつか別れる。でもそれは今日ではない』…

一言でいうと、本書は男性によって書かれた「素敵な女性とはなにか」というエッセイ。 「男性…

仕事ストレス解消!『デッドライン仕事術』レビュー

「残業は悪いこと」という一般認識は、ひろく広まったように思える。 たしかに、残業が続くこ…

簡単な小さな習慣が人生を変える!『習慣超大全』の秘訣

習慣本をいくつか紹介してきたが、今回は「習慣界」の重鎮(ぼくが勝手に言っている)の本。 …

締め切りを逃す人必見!先延ばしを克服する方法:『締め切りを作れ。』レビュー

昨日にひきつづき、締切についての本をご紹介。 独学にはかかせない「締切」の美学を学ぶこと…

〆切を独学の武器にする:『〆切仕事術』レビュー

現在42Tokyoでプログラミングを学んでいるのだが、学習のペースは自分ですべて決めることがで…

レビュー『ジローとぼく』

めっぽう犬の絵本に弱いのだが、この絵本には表紙でやられた。 だって、犬の眉毛が白いから。…

「個人事業主」として確定申告に初挑戦!〜主夫の税金体験記〜

ぼくは主夫であり、42Tokyoの学生だ。 しかし、今年はじめて確定申告を提出した。 というのも、いちおう個人事業主として登録しているからだ。 事業らしい事業を行っておらず、売上もないが、どうやら住民税算出のためには確定申告を提出しなければいけないことが分かった。 そして、赤字を翌年に繰り越せるので、赤字でも確定申告をするメリットがある。(翌年に売上と相殺することができる) 残念ながら、税金と確定申告についての知識はあまりなかったので、『お金のこと何もわからないまま