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noteを書き始めてもうすぐ2カ月。
いつも何を書こうか悩み、一つの記事を書くのに時間が掛かってしまう。

しかしその分自分の過去を振り返り、
思いのまま文章を書いているので、
そんな記事にリアクションをもらえるととても嬉しく思う。

前回の記事では、私が転職した理由と、
ベンチャー企業に入社するも1年経たずに退職した経緯をまとめた。

会社を辞めて自分は何をしたらよいのか、
考えに考え、もう一度学生になろうと決めた。
今回はこの経緯について、まとめていきたいと思う。

前回の記事⇩  自己紹介 その2
https://note.com/houraisen/n/n70021dcc1587


「企業経営を学び、悩む人の助けになりたい」
そんな思いでベンチャー企業に転職するも、1年経たずに退職。

やりたいことが見つからず、次の仕事が決まらないまま
3ヵ月が時間が過ぎた。

「誰かのために」生きようとしてきた自分を反省し、
今後は自分らしく、自分を活かせる仕事をしよう。
そのために働くことを辞めて、もう一度学生になろうと決めた。


8月に会社を辞めてまず始めたのは、転職活動だった。

転職エージェントに複数登録し、
経営に関する商材を扱う会社、経営コンサルタントに応募した。

専門商社の営業職、ベンチャー企業での経験など、
見栄えのある職務経歴だったためか書類選考に通ることは多かった。
そのため、短い期間で20件近くの面接を受けることが出来た。

しかし、3ヵ月の就職活動の結果は全て不採用だった。

この理由について、いま私はこのように理解している。

退職時に社長から受けた「組織に属さず働きなさい」という言葉を、
私がよく理解できていなかったことが原因だと思う。
社長は「私がやりたい仕事は、組織の中で出来るものではなく、
個人で興さないと形にできない」と言いたかったのだと思う。

それを私は「組織に属さず」=社会不適合と理解してしまい、
社長の言葉を覆そうと、興味のある会社を受け続けていた。
役員面接にまで行くこともあったが、私はそんな時にも
「この会社で自分は何をしたいのか」と疑問が解けないままだった。

自分がやりたい仕事は、組織の中で出来るものではなく、
個人で興さなければいけないと、心の中では気づいていたのだと思う。

当時の私は、早く仕事を決めなければと焦り不安だった。

早く仕事を決めたいが、自分がやりたい仕事が見つからない、
さらに時間が経つにつれて金銭面も厳しくなり、
ネガティブなことしか考えられなくなっていた。

さらにこの精神的な不安定は、私の身体にも影響を与えていた。
体質が冷え性に変わり、誰かに話しかけられても上手く言葉が出てこない、
夜はさっぱり寝付けなくなり、早期覚醒も多かった。

しかし就職活動を中止して2週間、ようやく道筋が見えた。

気分転換にジョギングがしていた時、
面接を受けた特に志望度の高かった会社のことを、
何となく思い出していた。

人材系の比較的新しい会社で、新卒採用の他、
職場定着メンタルヘルス対策の事業を運営していた。
この会社で働くことは出来なかったが、
そこの従業員や協力企業と同じ実績や資格を得ることが出来れば、
将来その仕事に就けるかもしれないと考えた。

翌日、早速図書館に行き、この仕事について調べた。
私はキャリアカウンセラーの資格を持っているため、
これにメンタルヘルスの知識を付けることが、
この仕事に就く近道だと考えた。

より専門的にメンタルヘルスを学ぶならば、
臨床心理士精神保健福祉士という資格が良いことを知った。
そしてこれらの資格を取るためには、
養成課程をもつ学校を卒業する必要があることが分かった。

既に12月が間近だった。
入学試験を受けるにはぎりぎりの時期であったが
次年度、精神保健福祉士の養成学校に入学することが決まった。


ー最後にー

私の人生の中でも、
この数カ月間はメンタル的にかなりつらい時期だった。

「誰かのために」自分が出来ることをしたい、
そう考えて転職した結果、自分が大切にしていた働く場所を失った。
神様に裏切られたような気持ちだった。

だからこれからは、自分を守ってやることにした。

私にとって、ひとりの時間が何より大切だ。
出来ることなら人から注目されたり、賑やかなパーティには行きたくない。
この自分だけの時間を作るためにも、働いて稼ぐ必要がある。

なるべく自分に負担を掛けないように、
自分のことをよく知り、自分を活かせる仕事をしよう。
そしてその仕事を通して、
誰かから「あなたに仕事を頼んで良かった」と言ってもらおう。
これが私の新たな「誰かのため」にする仕事である。

本文では語らなかったが、
もう一つだけ付け加えたいことがある。

それは私がつらいときに相談に乗ってくれた
学生時代の恩師や友人、親族、前職の先輩、仕事仲間、
カウンセラーの存在である。

何かあった時に話を聞いてくれる人がいる。
そんな存在がいるだけで、私は気持ちを強く持つことができた。

それは植木が萎そうなとき、
添木をすることで、再び太陽の光を目指せるように。


続きの記事はこちら⇩


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