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仕事とキャリア その2

前に書いた転職の記事が、いまでも読まれている。
それだけ転職に悩む人は多いのかなと感じている。

今回は「失業し気持ちがつらい人に届けたい言葉」をテーマに、
記事をまとめていきたいと思う。

私自身も退職したとき自分を責め、立ち直るのに苦労した経験がある。
今回の記事は、そのときに私が書き留めたノートをもとに、
文章にしていきたいと思う。

仕事でつらさを感じている人に読んでもらい、
立ち直るための手がかりになることを願い、
この記事を書いていきたいと思う。

前回の記事⇩  仕事とキャリア (転職編)
https://note.com/houraisen/n/na9154a1c4e35


職を失ったときのつらさは、計り知れないものである。
次の仕事が決まっても、上手く馴染めず、
また退職してしまうのではないかと、働く自信さえも無くしてしまう。

そんなときは「無理しなくても大丈夫だよ」と
自分に声をかけてあげてください。
いまは一旦立ち止まり、自分を慰めてあげてください。
そうしていれば、少しずつ、明日を生きる勇気がわいてきますよ。


私が最初に入社した会社の取引先に、
とてもお世話になった町工場の社長がいた。
人数は4、5人ほどの小さな会社であるが、
部品加工や研磨仕上を依頼する、大切な取引先だった。

しかし従業員の一人が体調を崩してしまったことで、
人材が確保できず、何十年と続けてきた工場を閉じることとなった。
社長は従業員の仕事や、自身の今後の生活について、
とても悩んでこの決断をしたのだろうと思った。

私はこの経験から、
「経営に悩む人の支えになりたい」と考えるようになった。
そのために企業経営に関わる仕事をしたいと考え、
私は約5年間お世話になった会社を辞めて、転職することを決めた。

転職先の会社では、中小企業や新設法人の経理、事業計画に関わった。
この会社にいれば事業運営に関わる仕事ができ、自分の目標に近づける
私はそう考えて、希望に満ちていた。

しかし仕事は長く続かず、
1年経たないうちに会社を退職してしまった。
この会社で学ばぶべきことがたくさんあったはずなのにと、
早期で退職してしまった自分を責めた

私は「早く次の目標を見つけなければ」と思い、就職活動を始めた。
しかし結果は思うようにいかず、内定が無いまま3ヵ月の月日が経った。

このとき私は仕事だけでなく、生きる目標も失っていた。
「社会に必要のない人間になるのではないか」と考えるほどに、
自分を追い込んでいた。
そして頭は中は不安という暗闇にのみこまれ、マイナス思考から抜け出せなくなっていた。

知人から「もっと前向きに考えていいと思うよ」
と励ましの言葉をもらっても、そう考えられないからつらいのだと、
ますます気持ちが落ち込んでいった。

・・・


この記事を読んでいる方に、
仕事や大切な人を失い、気持ちが落ち込んでいる人がいるならば、
まずはご自身を大切にしてあげてほしい。


ここまでは私のエピソードを話させてもらいました。
この記事に辿り着いた方の中には、
同じような経験をしている方もいるかもしれません。

そんなあなたは、とても誠実で、情熱のある方なのだと私は思います。
このままではいけないという思いがあるから、
自分のとった行動に対して、後悔することが出来るのだと思います。

でも、もし自分を責めてしまい気持ちがつらいのであれば、
まず自分を大切にしてあげてください。

布団やソファーで横になり自分だけの時間をつくり。
窓から差し込む太陽の光、風で草木が揺れる音を感じながら。
ゆっくり気持ちを落ち着かせてください。

そして自分のつらい気持ちに耳を傾けてください。
いまは焦る気持ちを受け止めて、ゆっくり心身を休めてください。
こうして自分のことを大切にしていれば、すこしずつ元気が湧いてきて、
また動き出せるときがちゃんとやってきます。

もし誰かの力を借りたいときには、
私のようなカウンセラーがいつでも相談に乗ります。

誠実で、思いやりのあるあなたが、
心に穏やかさを取り戻し、
あなたの存在を必要としている場所に戻れることを祈っています。


-最後に


「自分が働く目的はなにか」
この答えを出すの簡単ではない。

働く目的として一番に考えるのは、お金を稼ぐためだと思う。
衣食住、生きていくためにはお金が必要だから。
加えて週末を楽しむ余裕がなければ、健康で生きてはいけない。

だから会社や組織で働いたり、アルバイトで時間を切り売りして、
ほとんどの人はお金を稼ぎながら生活している。

しかし世の中には、お金がもらえなくても働くことがある。
その例として、無償ボランティアや夫婦間の家事分担、
親の身の回りの手伝いをすることなどがある。

これらの「働く」ことに共通しているのは、
人に手を貸したり、喜ばれたりために働いているということである。
お金で計ることはできないが、確実に価値を生み出している

社会に価値を生み出すことが働く目的なのであれば、
勤め先での役職や年収のような、社会的地位は関係ない。
たとえ無職でも、誰かを満たす行動こそが社会に価値を生むのだ。

そもそも商いというものは、そういうものだと私は信じている。


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