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薬剤師の観点からみたメンタルヘルスと新型コロナウイルス

ようやくワクチン接種の見通しが立ちつつありますが、
新型コロナウイルスそのものに対しては
いまだ先の見えない不安に覆われています。


こうした状況下で、メンタルヘルス不調を感じる人が増加しています。


ストレスを感じていると、身体面、心理面、行動面に反応が表れます。
この反応を「ストレス反応」と呼びます。
ストレス反応が続くと健康障碍、メンタルヘルス不調につながります。


「メンタルヘルス不調」とは、厚生労働省の指針(※1)によると、
『(前略)ストレスや強い悩み、不安など、労働者の心身の健康、
社会生活および生活の質に影響を与える可能性のある
精神的および行動上の問題を幅広く含むもの』をいいます。


目に見えない新型コロナウイルスへの不安を常に抱えて生活する私たちは、
そこから生じるストレスと上手につき合うことが大切です。


メンタルヘルス不調を予防するには下記の3つが提唱されています。

1.  ストレスへの気づきをよくすること
自分自身で心身の緊張といったストレス反応に気づき、
それを解消していくことを目指しましょう。
むやみに恐れる気持ちが薄らぐと、ストレスも軽減されます。

2.  メンタルヘルスへの理解をすすめること
メンタルヘルス不調は、ストレス過多の状況下においては、誰にでも起こりうるものです。
頭痛や胃痛など、実際に症状として現れることもあり得ることを知っておきましょう。

3.  相談先を持つこと
何らかの症状が現れたと思われた時は、話を聞いてくれる人を持ちましょう。
友人、知人に限らず、SNSや電話による相談室も利用してはいかがでしょうか。
対面で話しづらいことも、自宅から、匿名で、気軽に利用できるなら、
より早く対処法に気付けるかもしれません。


・LINEヘルスケア 
https://linehealthcarecorp.com/ja/lp/2019/1

・厚生労働省SNS相談|困った時の相談方法・窓口|まもろうよ こころ
https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/soudan/sns/


そしてもし、心療内科といった専門家への相談が必要だとわかり、
処方箋による服用薬で対処することになった場合は、
用法用量を守って正しく服用し、症状を軽減することで
メンタルヘルスを健やかに保ちましょう。


文責:金子明(薬剤師)

参考文献
※1 厚生労働省 こころの耳 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト


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