シニアが教える:DX推進チームのメンバー選定について警鐘を鳴らす
どうも駆け出しシニアのHot3DegC(ホットサンド)です。
DX推進チームのメンバー選定について、私が現場で経験して感じたことを共有したいと思います。
若さとやる気だけでは不十分
DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の現場で、よく見かけるのがメンバー選定の曖昧さです。
多くの企業では、若くてやる気があり、技術動向に明るそうな人材を選びがちです。
確かに、若さややる気は重要な要素ですが、それだけでは不十分です。
若さとやる気の根拠のない人選
若さややる気に基づく人選では、DX推進チームが実際に直面する課題に対応できるかどうかは不確かです。
DXのプロジェクトは未経験で予想できない未来に向かって進むため、多様な意見が飛び交い、さまざまな人や組織との橋渡しが必要となります。
そのため、年齢や経験以外の要素も重要ですが、これらが最優先されるべきではありません。
コミュニケーション力の重要性
DX推進チームには、円滑なコミュニケーション力が必要です。
チームビルディングを意識し、メンバー同士が尊重し合い、柔軟な発想や取り組みを実践できる人材が求められます。
チームとしてのベクトルを合わせる
DX推進では、チームとしてのベクトル(目的・方向性や行動指針)を合わせることが非常に重要です。
どのような業務でも、複数の人が集まると同じベクトルで成果を出すことが一番難しい取り組みとなります。
そのため、チーム全体が同じ方向を向き、共通の目標に向かって進むことが必要です。
リーダーの選定
チームを任せられるリーダーには、とくに傾聴力の高い人選が望ましいです。
リーダーがチームメンバーの意見をしっかりと聞いて理解し、適切に判断することで、チーム全体の士気が高まり効果的にプロジェクトを進めることができます。
デジタル技術に関する知識は、それほど求められません。
デジタル技術の動向は激しく変化するため、専門家の支援を受けたり、チーム全体で学習すれば良いのです。
変な先入観や固定観念を持っていないほうが、斬新なアイデアを生むこともあります。
DX推進前にビジネスマインドの整備を
DX推進では、デジタル技術に向き合う前にビジネスマインドの整備が重要です。
これは、スピード感をもたらすための重要な要素です。
ビジネスマインドの整備とは、以下のようなことを含みます。
1. 目的の明確化
DX推進の目的を明確にし、全員が共有することが重要です。
目的が曖昧なままでは、プロジェクトの進行が停滞し結果が出にくくなります。
2. 方向性の共有
チーム全体で方向性を共有し、同じ目標に向かって進むことが必要です。
これにより、チーム全体の一致団結が図れ、プロジェクトの成功につながります。
3. 行動指針の設定
行動指針を設定し、メンバー全員がそれに従うことで、効率的なプロジェクト運営が可能になります。
行動指針が明確であれば、迷わずに行動できます。
まとめ
DX推進チームのメンバー選定には、年齢ややる気だけでなく、円滑なコミュニケーション力やチームビルディングの能力が重要です。
リーダーには傾聴力の高い人を選び、デジタル技術の知識はチーム全体で学ぶことで補完できます。
また、DX推進前にビジネスマインドの整備を行うことで、プロジェクトのスピード感を高めることができます。
私の経験が少しでも皆さんのDX推進の参考になれば幸いです。
共に学び、成長し続けましょう。ありがとうございました。
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