イチイ

30代無職でうつ病治療中。軽いメニエール病もあり。 デミロマンティック・アセクシャル(…

イチイ

30代無職でうつ病治療中。軽いメニエール病もあり。 デミロマンティック・アセクシャル(ノンセクシャル)。 このnoteは思い出したり調べたりしたことを整理する目的で始める(2024/05/24)。 毒親モラハラ父のことを書き始めました(2024/06/28)。

最近の記事

父がモラハラ人間になるまで②

前回の続きです。今回は、父と私の成育歴の話です。 父の母(私の祖母) 父が育ってきた環境は、何となく知っている。私は、12歳頃まで、父方の祖父母の家に預けられていたからだ。  祖母は女学校の出身で、その時代としては珍しい方であろう、教育を受けた女性だった。  しかし、その教育が社会で生かされることはなかった。祖母が選べた人生は、専業主婦として生きる人生だ。  そして、専業主婦としての生活に幸せを見出す事が、祖母には難しいようだった。  小学生の頃、祖母によく言い聞かされ

    • 父がモラハラ人間になるまで①

       家族の事を書こうと思う。父を加害者とした、モラハラの被害体験だ。  noteで被害を訴える事に何の意味があるのか、私自身よく分からない。  ただ、記憶の反芻と、それに対する思考を止められないから、その思考を整理し、形にしてみたくなった。形にできれば、何らかの結論とまではいかなくとも、納得には至るかもしれない。そういう期待をもって書いている。  この体験が、誰に読まれるのかは分からない。必要とされるのかも分からない。毒親をテーマにしたエッセイとして、出版されている本の内容

      • 三浦しをん『愛なき世界』との出会い

         この本を知ったのは、気まぐれに訪れた小石川植物園にある、柴田記念館がきっかけであった。柴田記念館は、園内で最も古い建物で、元々は研究室であったものが、展示やグッズの販売に使われているそうだ。  何ともなしに見た、小さな本棚に並んだ本の背表紙が目に入る。『愛なき世界』。なぜ三浦しをんの小説がここに?いや、それよりも「愛なき世界」とは?  私は恋愛的欲求が薄い。人の恋愛話を聞くのは楽しいが、それを羨ましいと思った記憶がない。一番身近なモデルケースである両親の姿が、幸せそうでは

        • 自己紹介を兼ねたうつ病人生記録

           noteを始めて、書きたいことを書きたいようにしか書いていないが、うつ病を自己紹介として名乗るわりに、病気のことについては、あまり触れてこなかった。ひとえに病気のことを語ろうとすると、思い出したくないことまで思い出されて、つらいからだ。  ただ、振り返りは必要なことのように思う。うつを通して顧みる出来事が、人生の大まかな記録になる気がする。今の自分の状態を把握するために、時系列でまとめてみようと思う。 中学生から高校生まで 幼少期から12歳頃までは、平日は祖父母宅に預けら

        父がモラハラ人間になるまで②

          うつ病患者の就活日記―フリーソフトで履歴書を作ろうとして失敗編―

           最近、持病のうつの処方箋が変わった影響で、少し気力が出てきて、アルバイトに応募してみることにした。本来なら、担当医に相談するべき件だが、通院日までに締め切りがきてしまうので、仮に書類選考が通過した後、担当医に反対されたら辞退しようと考え、応募した。  その際、Microsoft Officeと互換性をもったフリーソフトのLibreOfficeを使用し、履歴書のテンプレートはハローワークのHPから厚生労働省様式のものをダウンロードすることにした。業務内容に簡単なパソコン操作が

          うつ病患者の就活日記―フリーソフトで履歴書を作ろうとして失敗編―

          一人暮らし備忘録

           数年前、一人暮らしをしていたことがある。今はうつ病のため、母との同居であるが、いずれまた一人暮らしをしたいので、まだ記憶が新しいうちに、その時の生活スタイルや、お気に入りの便利グッズを記録しておくことにした。  この経験はあくまでも私個人のケースでしかないが、これから一人暮らしを始める誰かの参考にもなったらいいなと思う。 物件探し編どんな物件がよいか条件を絞る  まず、物件を探すのに、賃貸探しのアプリを複数入れることから始めた。さらに、家賃の目安は、手取り収入の1/4か

          一人暮らし備忘録

          親しみやすいといわれる女性が男性社会で困ったこと

           他人から親しみやすい印象を持たれる人間がいる。私はそんな印象の人間であるようで、引きこもりのオタクであるにもかかわらず、たまの外出で、老婦人から道を尋ねられ、外国人には電車のルート案内を頼まれ、子連れの母親には時間を確認される、といった具合だ。  親しみやすいというのを悪く言えば、なめられやすいとも言う。電車で痴漢にあったり、道端で通り魔的に身体を触られたりしたこともあった。  何事も良い側面と悪い側面があるものだ。だが、どちらかと言えば、良い側面の方を多く享受してきたんじ

          親しみやすいといわれる女性が男性社会で困ったこと

          カウンセラーに心を開けない問題

           通い続ける手間や時間や気力、安くはないお金をかけて、せっかくカウンセリングを受けているのに、カウンセラーに心を開けず、話したいことを上手く話せない。この記事は、そんな私の個人的な体験をまとめたレポートです。 今受けているカウンセリングについて 現在、通院しているクリニックで定期的にカウンセリングを受けている。認知行動療法に基づく心理カウンセリングであり、担当カウンセラーの経歴を確認すると、なかなかにキャリアがあり、頼りになりそうな相手だ。けれども困ったことに、これまで5回

          カウンセラーに心を開けない問題