見出し画像

現場のお医者さんと対談しました

AI(人工知能)で介護・医療・ヘルスケア業界の勤務シフトを自動編成する「ほすぴタッチ」 https://hospi.ai/ の新発売を記念して、コロナ禍のいま、まさに現場で尽力されている医療従事者とオンライン対談をやろうという企画をたてました。

当社の代表と旧知の仲の早川洋(はやかわ・ひろし)先生(嵐山学園園長・医師)がご多忙の折、快諾してくださり実現しました(2021年1月21日収録)。

今回はそのオンライン対談で早川先生がお話してくださった中で、とくに印象に残った話題を2,3取り上げてみたいと思います。

なお、このオンライン対談は「ほすぴタッチ」YouTube公式チャンネルで全編をご覧いただけます。また、2021年1月30日付「産経新聞」大阪市内版朝刊にも記事広告として出稿しています。



ケアするチカラの凄(すご)み

対談で印象に残ったお話のひとつは、東京オリンピック招致活動では「おもてなし」が注目ワードになりましたが、日本では昔から、水・安全、そしてこの他人をケアするチカラが、ある意味空気のように当たり前にあったことを挙げられました。

しかし、このケアするチカラを「商品・サービス」として当たり前のように消費していくと、介護や医療の現場が疲弊していき、結局、患者・入所者といったケアされる側、そして介護・医療従事者といったケアする側双方にとって不幸ではないかと指摘されました。

日本社会がもともと持っていた他人を自然とケアする素晴らしいチカラを、このままでは台無しにしてしまうのではないか、との懸念を示されました(とくにコロナ禍では)。

社会全体がもっと量より質を重視して、きちんとケアしている働き手やそういった組織(介護施設・病院など)を評価して報いていくしくみをつくっていくことが課題だと述べておられました。

確かに、今回のコロナ禍では医療・介護従事者にも慰労金が支給されましたが、飲食店への休業補償や、GoToトラベルキャンペーンの予算規模に比べると、現場の困難さや辛さの割りにつり合っていないのではないかという指摘はありました。

もちろんお金だけの問題ではありませんが、人口減少・高齢社会・働き方・コロナ禍を考えたとき、介護・医療従事者への敬意やそれをもっと高く評価して報いるしくみは、社会全体で必要なことだと痛感しました。


責任感の強い人が多い介護・医療業界

もうひとつ対談で印象に残ったお話は、介護・医療業界で働く人はとにかく責任感の強い人が多いということでした。

勤務シフトを組む担当者は、担当者ごとにやり方に個性があって、機械的にドライに決めて、あまり勤務希望を聞かない方法もあれば、

できるだけいろんな人の希望を聞いてあげて、しまいには、矛盾が生じて勤務に空きができてしまったものを自分でかぶるような方法もあるとのことでした。

実際に早川先生も正月などの勤務を自分がかぶる経験もあたようです(苦笑)。

このように、介護・医療業界にとって責任感の強い人が働き手でいてくれることは、実は日本社会にとってはとても心強い財産なのですが、それが人口減少・人手不足・コロナ禍などで今まさに厳しい状況にさらされています。

ここをどうやって乗り切るかという課題は、何も介護・医療業界だけの話ではありません。

人は誰しもが病気をすることもあれば、歳をとって他人のお世話になることはありえます。

「責任感の強い人が働き手」という、この貴重な財産をつぶしてしまう前に日本社会全体で考えていくべきことだと思いますし、介護や医療といったサービスを安く大量消費する方式も見直す節目ではないかと感じました。


少し宣伝させてください

「ほすぴタッチ」は、とかく複雑で独特な勤務ルールが存在する介護・医療・ヘルスケア業界向けに、カスタマイズ無しで、その独特の勤務ルールを自由に登録・設定できます。

たとえば、

「平日の日勤は〇〇職と、△△職をそれぞれ最低4名配置する」

「勤務シフトの希望受付は、週あたり1回まで受け付ける」

「毎日の当直において、内科系医師を1名、外科系医師を1名、必ず配置する」

「毎週水曜日は◇◇資格者を必ず配置する」

「1ヶ月あたり、◎◎シフトを最低3回、××シフトを最低3回、全員が担当するように割り当てる」


こうした条件を「勤務ルール集」として「ほすぴタッチ」に登録でき、またこれらの「勤務ルール集」を複数保存することができるので、使い分けも可能です。

「ほすぴタッチ」のその他の特長は公式サイトもぜひご覧ください。


このブログでは、介護・医療・ヘルスケア業界で働くみなさんのお役に立つ、元気になっていただける情報発信に努めております。

今後ともよろしくお願いいたします。