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今回は、綾辻行人さんの「奇面館の殺人」について紹介させていただきます。

https://www.amazon.co.jp/dp/4062930838/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_XCi0Db190ZDT3

綾辻行人さんは「十角館の殺人」や「水車館の殺人」など、館シリーズで有名です。「奇面館の殺人」はその書き下ろし作品です。

前回にご紹介した「蒲生邸事件」と同じく母からの貰い物です。         シリーズものではありますが、この本単体でも十分楽しめました。

主人公は小説家ですが、とても頭がよく探偵のような活躍ぶりです。  ミステリーの要素だけではなく、どこか怪奇小説のような雰囲気もあり、読むのにハラハラドキドキでした。

綾辻さんの小説は初めて読みましたが、伏線の回収が見事で、読みやすい文章でした。主人公が推理を披露するシーンは圧巻です。

寝る前に読んでしまうと続きが気になって眠れないかもしれませんね。

登場人物のほとんどの顔が仮面の下という前代未聞のシチュエーションであるこの本、他の館シリーズも一緒にぜひ読んでみてください。

私も他の館シリーズを読んでみたいと思います。

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