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#13 趣味、目標または夢などを持っていなくても大丈夫! とある遅読家の読書感想文『年収90万円でハッピーライフ』大原扁理著⑧「第四章 毎日のハッピー思考術」より(中編)

今回のこちらの記事では、「趣味、夢または目標を持っていなくても大丈夫なんだ!気持ちラクになる~。」といった内容をお伝え出来るかと思います。

ご興味の湧いた方、ご一読頂ければ幸いです。


今回は『年収90万円でハッピーライフ』大原扁理著「第四章 毎日のハッピー思考術」の中編部分から、特に胸に響いた箇所を引用させて頂き、その感想を綴らせて下さい。



今回も長い引用になる予感…。

税金年金という、人生の最重要事項でないもののために、今、自分の生活が苦しいんだったら、長い人生の5年や10年、払えない期間があったっていいと思うんです。最終的にまあまあ払えてればオッケーっていうか。総合点で判断すればいいじゃん。p204

わたしは、できないかもしれないことにはあんまり興味がなくて、今までやってきたことにフォーカスしたほうが健康的だと思うんです。p205

セーフティネットをお金だけに依存しないからこそ、浮かんでくる発想ではないかと思い、とても逞しく感じます。

たしかに!長い人生において税金、年金を納めることは最重要ではないですよね。

といって滞納しても良いんだというわけでは、もちろん、ないですが。

あとは、物事を考えるにあたって、自分にとって最もとはいわないまでも、何が健全なのかという視点、大変参考になります。


楽しむのにお金がかかるものは経済的効率が悪いので却下です。
・・・これを端的に表している言葉があります。「10倍高い寿司を食べたからって10倍ウマいわけじゃないんですよ。」
・・・ていうか、お金の良いところって、ここなんですよね。アホでも遊べるところ。お金は即効性があります。・・・お金がないのにどう遊ぶかっていうところがまた面白いところで。p206

さて、そんなわけで私が選びに選んだ趣味は何かというと、読書と散歩です。
フツーだ。
でも、読書と散歩はみんなの味方だと思う。どんな生活水準の人でも分け隔てなく出来るのがいいじゃないですか。p208

ただ、「流行っているから」「みんながやってるから」みたいな選び方は、あれよあれよとお金と心をすり減らして、早晩しんどくなってしまうと思う。経済的、体力的、精神的に自分の快適なバランスを知っておくことは、将来きっと役に立ちます。p210

お金の即効性…という表現がまた、僭越ながら私にとって、秀逸に思えて仕方ありません。たしかに良いところであるのと同時に恐ろしいものでもあるよ、という警鐘のようなものを端的に表していると思います。

万人が平等に楽しめる趣味、という視点もまた、視野を大きく広げてくれます。

読書と散歩が趣味という方、増えそうですね。

私はそうさせて頂きます。


30年生きてみてわかったことは、人間が頭で思いつくことなんて、たいしたことないってことなんです。未来なんてイヤでもやってきちゃうんだから、目標とか立てずに適度にほっとくっていうのも、ひとつの手なんじゃないかなあ。未来はオープンチケットってことにして。行き先も、期日も決めないでおいて、夢にも思わない面白いことをワクワクしながら待つのもオツなもんです。p211

夢とか目標って、持ち主と一緒に絶え間なく変化し、成長していくんじゃないかなあ。
自分の気持ちや環境って、常に変わっていくのに、5年前の目標にしがみついて、帳尻あわせるためによくわかんなくなってる人をちらほら見かけます。特にやる気のある真面目な人に多いような。
ストレスの多い仕事をうつ病になって辞め、仕事にいかなくていいので「3ヵ月で本を100冊読む!」と決めた人が、期限が近付くにつれて「まだ27冊読めてないんです……」って暗~くなってるのを見たことがあるんですけど(笑)、どんだけ真面目?73冊も読んだんだから、すごいじゃん。とりあえず自分を褒めてあげて、次の段階に行けばいいのに……。p212

心配してもらっといて本当にすみませんけど、正直、それよけいなお世話です。その心配、自分のために使ってくださいよ、って本当に思う。p213

興味あることをいろいろやってみて、万が一結果がついてきてなくても、あのとき自分のしたいことができた、っていうだけで、今日も元気だごはんがウマい!そう思えることが、ガチでわたしの財産。夢や目標がなくても、これでいいのだ~。p214

夢とか目標、持たないといけないもの!というふうに囚われいた方には朗報なのではと思います。

私はにはそうでした。

この書籍を書き上げることでどれだけのヒトが救われてる、報われてるのかと、教祖様を崇めるかの如く、想像してしまいます。

いけないですよね…。

私の信条には、ヒトが他人を崇めること、敬うことこそ諸悪の根源!というのがあるのですが…、それが霞んでしまいます。

危ない危ない…。

自分というものをチューニングしてもらいながら自分を見失いそうになるというか…なんと言えばいいのでしょうかこの境地。

惹きつけられてやまないです…。


やっぱり引用長くなっちゃう…。1ページに1箇所は、どうしても胸に響くところがあって、アンダーラインを引いてしまうんです。

でも、こちらの書籍に関しては、アンダーラインまみれでも、あとになって「なんでこんなところに?」ということが(今のところですが、終盤なのに)無いんです。後悔が無いんです。

…ということで、長い引用、どうかご容赦下さい。


改めて『年収90万円でハッピーライフ』大原扁理著、大変おすすめですので、ご興味の湧いた方、ぜひ御購入の上、御一読下さい!

ここまでお読み頂いた方、お疲れ様です。貴重なお時間割いて頂き、ありがとうございます。

次回もこちらの書籍の一部、紹介させて下さい。

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