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【ダスカロスの教えに学ぶ9】マインド、4種のエーテル、集中、瞑想(「真理の言葉」2章より)

マインドMind)という言葉には、心・精神(身体と区別された思考・意志などの働き)、知性・知力(感情・意志と区別された理性の働き)、正常な精神状態、記憶、回想などの意味がある……が、ダスカロスはこのマインドを、より本質神聖なる原理と法則)に近い形で使用する。

すべては、マインド です。

あなたが何と関わっても、すべてマインドからつくられています。あなたはマインドが何であるかを知らなくてはなりません。超素材としてのマインド、素材としてのマインド、超物質としてのマインド、物質としてのマインドがあります。

さて、私たちは何を持っていますか? 私たちは肉体を持っています……それは物質(固体化されたマインド)です。私たちはその肉体の中で生きています。そして、物質としてのを使っています。それは一種のバッテリーのようなものですが、しかしいつもバッテリーが必要とは限りません。

ですから、私たちはこの肉体の中でワークをしなくてはならないのです。このことは、すなわち肉体の中で生きているということであり、「意識目覚め」と呼ばれているものの中で生きることを意味しています。そのためにマインドを使わなくてはならないのです。私たちは物質であるには働きかけません。なぜなら、それは物質で、物質以上の何物でもなく、充電されていなければ役立たない単なるバッテリーだからです。そのため、私たちは肉体の エーテルダブル と呼ばれているものに働きかけなくてはならないのです。そのエーテルダブルのエーテル自体をカテゴリーに分類することができます。

創造エーテル」は大天使たち聖霊の機能の下に置かれています。私たちが使えるのは、「刷り込みエーテル」で、サイコ-ノエティカル・イメージ を形成する時に使われます。それから、「運動エーテル」と「感覚エーテル」で、両者は一緒に使われます。もちろん、「刷り込みエーテル」にも運動の要素が含まれますが、運動時間的観念で捉えることを指しています。

「真理の言葉」35‐36ページ
一部の太字化はNoelが実施

創造エーテル、刷り込みエーテル感覚エーテル運動エーテル という4種のエーテルは、形態化された マインド なのだ。

このうち創造エーテルは、人間が “自己意識 に目覚め、エレメンタル 創造のマスターとなってはじめて使うことが許される……が、刷り込みエーテル感覚エーテル運動エーテルは、とくに教えられなくても潜在意識的に使うことができる。

人間が何らかの対象にマインド(関心、意識のエネルギー)を向けると、刷り込みエーテルによってエレメンタルサイコ-ノエティカル・イメージ)がつくられ、それを 潜在意識 に溜め込む。そうやって溜め込まれたエレメンタルは容易に活性化(顕在化)されるが、それを非活性化する(=関心を消す)ことは難しい……というわけで、マインド意識的に使うための集中と 瞑想 の訓練が必要となってくる。

さて、私たちは意識的マインドと関わり合うのではなく、それぞれの生活を通して潜在意識的マインドを使っていることが理解できたと思います。だから、私は人々が潜在意識的に生きていると言っているのです。それだけに、私たちはマインド意識的に関わることを学ばなくてはならないのです。これが意味することは、私たちの中の如何なる感情にも左右されずに、どのようにしたら意識一定時間固定できるかを学ぶことなのです。このようにして、マインド思考コントロールする訓練をしていくことができます。これが、「集中」における最初で最も大切なステップなのです。

集中」は、一定時間、例えば5分とか10分間、あるものに意識固定することから始めます。それで何が分かるのでしょうか? 私たちは何千もの思考が私たちの意識を邪魔し迷わすために浮かび上がってくることに気づきます。なかなか難しいものです。

私たちはかなり長時間集中」を訓練しなくてはなりません。潜在意識から表面に挙がってくるあらゆる思考に何も影響を受けない確信するまで訓練をする必要があります。「集中」は最も難しい作業ですが、これが「瞑想」をマスターするための唯一の手段なのです。

どのように行ったらよいのでしょうか? 何か一つを選びなさい……あなたの周りにいろいろなものがありますが、何でもかまいません。先ず、完全にリラックスして、意識固定し、そのものについて何も考えずに、そのものを凝視しなさい。ただ、そのものの形態と色を見て下さい……何も考えません……そのものが何であるかも考えません。ただ形態凝視します。あなたの凝視を忍耐強く固定させ、そのものに意識を持ち続けます。5分間で結構です……それ以上は必要がありません。この5分継続的訓練していくことにより、この5分が「瞑想」の開始を可能にしてくれます。

集中」と「瞑想」とには、大きな違いがあります。「瞑想」において、「集中」は必須となります。あなたがあるものに集中し、固定することができることを確認しなくてはなりません。

瞑想」とは何でしょうか? それは意識をある考え概念固定し、それを学ぶことです。「瞑想」は適切な方法で行われる必要があります。

「真理の言葉」37‐38ページ
一部の太字化はNoelが実施

ダスカロスのいう瞑想は、意識特定の考え概念生命体物体などに集中(固定)し、対象の本質について学ぶことであり、アチューンメント や アットワンメント(一体化)に到達するための基礎訓練なのである。この点が、サマタ瞑想やヴィパッサナー瞑想とは異なっているだろう。

「ダスカロスの教え」では長時間の瞑想や、意識を空(無)の状態にすることの危険性についても言及している。

私たちはエレメンタルを見ることができませんが、エレメンタルにはがあり、その性質によって、恐ろしい形をしていたり、天使のような形だったりします。

瞑想しすぎると、聖なるセンター の扉が開き、いろいろなエレメンタル自由に出入りして、私たちの意志の力奪ってしまいます。彼らの声が聞こえたり、だまされたり、エレメンタルのやりたい放題になり、いろいろな精神的病気になります。ですからエゴイズムを持ったまま、聖なるセンター(チャクラ)を開くのはとても危険なことですから、瞑想はすべて良いというわけではありません。

また、長い時間瞑想することは良いことだと思う人がいますが、瞑想1日1530分位ちょうど良い長さです。花に水をやるのと同じで、水をあげすぎると腐ってしまいます。

瞑想」は、目的テーマを持って正しい考え方でするものです。ただ無になることでもなく、祈りやエクササイズとも違います。「」になることは、いろいろなエレメンタルを、自分のところに来るように招待しているようなものです。一つテーマを選んで、それについて瞑想し、自分の波動上げていくようにします。

成長は、ゆっくりするのがいちばん安全で、急いで聖なるディスクを開こうとしたり、長時間瞑想することはとても危険なことです。成長してエゴイズム無くなってから、聖なるディスクを開くのは問題ありません。ですから、真理の探究の勉強ではエゴイズムの話は最初最後のステップなのです。

自分エゴイズム切り離すことを人生の目的とすることです。エゴイズムの無い人は、自分について心配することは一切無くなり、ほかの人の無知や痛みを見ると悲しくなり、助けてあげたいと思うようになります。

エゴイズムは、自分がつくった 欲望思考型エレメンタル のトータルです。現在のパーソナリティ は、欲望-思考型 と 思考-欲望型 の両方のエレメンタルを持っています。私たちの現在のパーソナリティが成長して、正しい考え方ができるようになると、思考-欲望型エレメンタルが増えて、欲望-思考型エレメンタルを追い出し、エゴイズム消えていきます。なぜならネガティブなエレメンタルは、ポジティブなエレメンタルの強い光耐えられないからです。とてもシンプルです。

ハラランボス・ランバート著「私は何のために生きているのか?」259‐260ページ、太字化はNoelが実施

そう、とてもシンプル……

↑ なのだけど、エゴイズム(原因)の非活性化はひじょうに困難ゆえ、人間はさまざまな問題(結果)に遭遇する、、、けれど、あなたが「真理の探究者」であるなら、問題の原因となった「悪魔」(欲望-思考型エレメンタル)を自覚し、それを「天使」(思考-欲望型エレメンタル)に転換してゆかなければならない。

ダスカロスが教える瞑想法の一つに、実現性の循環 にフォーカスしたものがある。「真理の言葉」ではトウモロコシを対象にしているが、この瞑想法はあらゆる生命体を対象に試みることができる。興味がある方は、「真理の言葉」もしくは「エソテリック・プラクティス」にやり方が載っているので、そちらを参考にしてみてください。

ダスカロスの瞑想法では、視覚化がひじょうに重要なスキルとなっている。瞑想とはものごとを深くみること……つまり、実際に起きているように、ものごとを視覚化することだという。

視覚化の訓練によって、以下のようなことが可能となる。

次に、「視覚化」について考えていきます。「視覚化」を練習するということは、私たちのエーテルダブルの「刷り込みエーテル」を取り扱うことを意味しています。もちろん、私たちのサイキカル体(感情体)のエーテルダブルの「刷り込みエーテル」との協同作業も必要となります。

私たちはこのワークが好きです。本当に気に入っています。なぜかと言うと、それには “感覚” があるからです。そして、私たちの成長と共に、形のないマインド超素材利用することができるようになった時、あなたは、それを自分の潜在意識から取り出すことが可能となり、また、あなたが理解しているものから得ることもできるでしょう。そして、それを再活性化し、自分のものとして使えるようにもなるでしょう。これが「刷り込みエーテル」に関わるワークです。

「真理の言葉」41ページ
一部の太字化はNoelが実施

視覚化は主に刷り込みエーテルを使うが、運動エーテル感覚エーテルは、主に エーテルダブルコントロールに使用する。

もう一つの研究対象は、私たちのエーテル・ダブルの「運動エーテル」と「感覚エーテル」です。「運動エーテル」は、動きを可能とし、「感覚エーテル」は感覚を与えるエーテルです。先ず、あなたのエーテルダブル意識固定し、集中させてください。「運動エーテル」から始めます。あなたの右足のつま先を感じて下さい。そして、その意識が膝まで上がってくるのを感じてみましょう。膝から意識をさらに上げ、腹部を感じます。それから、左足へ下げていき、膝を通りつま先まで下りていきます。このようにして、「運動エーテル」と「感覚エーテル」を使います。この訓練を続けたゆくと、エーテルダブルコントロールすることができるようになります。

さて、それをどのように訓練すればよいのでしょう? まず、「感覚エーテル」だけを使って、一点に意識を固定します。それを感じて、三回に分けて大きく息を吸い込み、そして同じく三回で息を吐き出します。この時、あなたは心臓の鼓動呼吸のリズムとします。最初にお腹に息を吸い込み、上部に上げていきます。息を吐き出す時もお腹から吐き出し上部に上げていきます。

あなたの肉体エーテルダブルを肉体の各所で感じていきます。次に、約五分、足の両つま先に意識を集中させます。……右足先でも、或いは左足先でもかまいません。この時、「感覚エーテル」(運動エーテルではなく)を固定させます。深い呼吸を続けながら、その感覚を保っていきます。この状態で、常にいろいろなエレメンタルがあなたの潜在意識から浮かび上がってきますので、難しいですが固定が外れないように感覚を維持して下さい。それらのエレメンタルを無視して、関わらないようにするしかありませんが、何れにしろ押さえ込んで下さい! 邪魔をされないように……。

次に、膝に識を集中させ、感じて下さい。五分経過したら、もう一方の膝に集中し、感じてみましょう。時間はあっても、五分以上は行わないで下さい。また、血液循環を妨げる可能性があるために、心臓を感じることは避けて下さい。心臓は聖霊キリストロゴス大天使たちの領域です。は大丈夫ですので、集中させて下さい。太陽神経叢も有効です。太陽神経叢はエーテルバイタリティー(生命エネルギー)の保存庫です。

「真理の言葉」41‐42ページ、一部の太字化はNoelが実施

このようなエクササイズによって、エーテルバイタリティー(マインド)をコントロールし、肉体の各所に意識を適切に集中させたり、意識をある部位から他の部位へ移動させることができるようになると、ヒーリングや 体外離脱 が可能になってくる。また、じぶんの潜在意識に集中して瞑想することで、パーソナリティーをコントロールすることもできるし、直感力予知能力を使ったマインドリーディング(読心術)も可能となってくる。さらに物質化能力や、大天使たちと直接コンタクトして必要な情報を得ることなどもできるようになる……が、エゴイズム 優勢な精神状態で、この手の能力を求めるのはひじょうに危険なのだ……といっておかねばならない。

人間は、自身のバイブレーション同等なものとしか接触し得ない

パーソナリティーに巣食うエゴイズム(欲望―思考型エレメンタル)を非活性化し、思考欲望型エレメンタル変容させる……それが 分離の次元 における、もっとも重要かつ困難なチャレンジであろう。