千と千尋の神隠し バイオリン演奏
バイオリンに張っている弦は、昔からガット弦を愛用していますが、体調を崩した8年前に、オイドクサから、パワーのあるオリーブへ変更。
(弦についての考えは、よかったら過去記事へどうぞ)
オイドクサは女性性。変幻自在で繊細な音色は、月のよう。
オリーブは男性性。力強さと音域の幅、荒々しくも情熱的な音を出してくれます。
日常では平穏で穏やかな生活を望んでいるものの、こと音楽に関しては、喜びの中にある切なさや、深い悲しみの底に見える希望の光、といった喜怒哀楽の振れ幅が大きいものを好むので、オリーブがしっくりと馴染みます。
ですが、今回はどうしても、自分の中心にある、やわらかで繊細な部分を表に出してみたくなり、8年ぶりにオイドクサへ戻してみることにしました。
結果、松岡修造(仮名)を細胞レベルにまで落とし込んでしまったわたしには、どうにも合わなかったのだけれど・・・(もう元の体には戻れません)
この音でしか表現できないものも、もしかしたらあるのかもしれないと、記念に録音してみました。
何度も何度も弾くたびに、何度も何度も、めぐまつさんを思い出してしまったので、勝手に捧げさせて頂きます(笑)
わたしはきっと、少女時代のめぐまつさんへ、エールを送りたかったのかもしれません。
そう気づいたとき、不思議とわたしの少女時代にも繋がって、なぜだか無性に泣きたくなりました。
「あの夏の日、少年少女だった、すべての大人たちへ」
よかったら聴いてください♡
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ちなみに、こんなマニアックな話はどなたもご興味がないと思いますが、弓の毛に塗る松脂は、その日の温度と湿度によって、粒子の異なるものをミックスして使っております。分量は直感!
左からベルナルデル(フランス)、サルコー(アメリカ)、メロスのダーク(ギリシャ)
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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