見出し画像

ショートエッセイ集(12)〜綴ってきた思い出〜

『ショートエッセイ集』では、今までSNSで綴ってきた言葉たちをまとめています。その時々に思った言葉は、川の流れのようにどんどんと流れて忘れ去られていってしまうから、ふとした時に自分自身を振り返り、思いを馳せる…。
…そんな宝箱のような言葉の空間にします。

① 砂時計は
上を見ると砂が残っている。そして減ってゆく。
下を見ると砂が少しもない。そして増えてゆく。

一見失っているように見えて、中身は変わっていないことがある。

私は難病で寝たきりになってたくさんのものを失ったと同時に、
失ったものたちは形を変えてたくさんのものを作っていった。

② 難病寝たきりになった私の後悔。『いつかやろう、今じゃなくてもいい』と思えることほど『今』やっておけばよかった。『いつかやろう』と言える時点で、『いつでもやろうと思えばできる条件が整っているということ』だったから。

出来なくなって『いつかやろう』が恋しい言葉になった。『今』やろう。

③ 辛いことを辛く書くのは簡単で
辛いことを面白く書くのはちょっと楽しくて
辛いことから見出した微かな光を書くのはちょっと照れくさいけど、この光が誰かに届くといいなと思って
今日も少しだけ筆をとる

今日も読んでくれてありがとうございます。


④ 『生きていたらいいことがある』は逆で、
『いいことがあるから生きていける』

待っていても少ししかおとずれない『いいこと』がたくさん訪れるように、自分から『いいこと』に向かっていくことが、
人が『生きていける理由』なんじゃないかな。

『いいこと』たくさん創って歩もう。

⑤ 難病寝たきりの私、
寝たきり初期は『病気が治ってから〇〇しよう』と沢山の夢を描いた。
結局治らなかった。ある時、何かを始めるのにベストな条件が揃うのを待っていたら何もできないことに気付いた。
『条件が揃うのを待ってから叶えれる夢』より、『条件が揃う前に叶えれる夢の方がはるかに多い。

⑥ 難病寝たきりの私は『死』に救われた。
病気の苦しみから逃れるために『死』を決意し、
『死ぬ前にやりたかったことをやってから死ぬ』ことにした。
やりたかったことをやっていくうちになんと夢ができてしまった。
『死』が『死』を遠ざけた。

…そんな私は今、ピアニストをしている。
生きている。


⑦ 後悔は「やればよかった」と、
「やらねばよかった」の2つに分かれる。

「やればよかった後悔」は、「まずはやる」こと、「やらねばよかった後悔」は、「失敗後の行動を事前に決めておき、さっさと次に進むこと」で少なくできる。

ゼロは無理でも「少なくする事は」必ず「自分の意志」でできる。

この記事が参加している募集

#仕事について話そう

110,303件

いつもありがとうございます♡とても励みになります。