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脳脊髄液減少症「心が苦しい時、どうされていますか?」への返答

今日は、「心が苦しい時、どうされていますか?」という質問を下さった難病のフォロワーさんへの返答…についてお話ししたいと思います。

私はこの病気になって3年間寝たきり、
24時間天井を見つめて生活しています。

はじめはもちろん、寝たきりになったことをすんなり受け入れられるはずもなく、精神的にもかなり苦しんでいました。「どうしてこんなに心が苦しいんだろう」

…実は、この心理過程は正常なものだと思っています。

アメリカの精神科医キューブラー・ロスさんが、
著書において、「死の受容のプロセス」と呼ばれている「キューブラー=ロスモデル」を提唱しており、
死の間際にある患者とのかかわりや悲哀(Grief)の考察や悲哀の仕事(Grief work)についての先駆的な業績で知られています。

この死の受容過程モデルは、
死のみならず難病等の病気に関しても当てはめられることができると思います。


漫画で解説すると、おおよそこんな感じです。

はじめは受け入れられず否定して、だんだんと何でこんな目になってしまったんだと怒りがこみ上げてきます。
そして、何でもするから病気を治してほしい!と何かに縋ろうとする心理過程を経て、

それでもどうにもならないので全てを諦めて抑うつ状態に入ります。
最終的にはその状況を受け入れる受容の段階に入る、といった5段階プロセスモデルです。

実際のところ、こんなにスムーズに5段階プロセスを踏んで生きていけるわけでもなく、私は以下のように思っています。

一方通行ですんなりと解決するものではなく、

あーでもないこーでもないと、行ったり来たり行き来するものであると考えています。

私自身、病気で4年間寝たきりですが、いまだにこの過程を行ったり来たりしています。

前向きに受け入れて、今できることを見つけ出そうと必死に生きています。

…かと思えば次の瞬間には、もうダメだ生きていても仕方ないと感じる時もあります。

これだけ時間が経っていても、何かの間違いだと否認する、そして怒りがこみあげることもあります。

…しかし、ずっと孤独で、ずっと寝たきりで、ずっと頭痛全身の激痛で、ずっとめまいがして、ずっと吐き気がしていたら、

普通の人だったら誰しもこんなものだと思って心が弱いとか受け入れ出来ない自分が情け無いなど、そんなことは思わずに取り敢えず生きています。

気負わずゆるゆると。

END

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