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台湾フルーツ日記

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台湾のフルーツは、短いシーズンが終わると容赦なく店先に並ばなくなるので、旬を逃さないのがとっても大事。日本のように春夏秋冬はないけれど、フルーツが季節を教えてくれます。 市場で見…
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#フルーツ

台湾フルーツ日記#5

台湾フルーツ日記#5

黄金果 4月〜5月黄金果、日本語にあえてするならゴールデンフルーツだろうか。
まん丸い、ツルツルとした明るい黄色のフルーツは日本では間違いなく見たことがない果物。

朝の市場を歩いていた時に、たまたま見かけた黄色い色に惹かれて一つだけ買ってみた。

売ってくれたおばちゃんが冷やして食べるとおいしいよ、と教えてくれたので冷蔵庫でしっかり冷やしてから半分に切ってみる。
すると中には予想外のツルツルの実

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台湾フルーツ日記#4 思い出の蜜棗

台湾フルーツ日記#4 思い出の蜜棗

蜜棗 3月~4月蜜棗(ミーザオ)は、読んで字のごとく蜜のように甘い棗(なつめ)。

日本では、棗はあまり生で売っているのを見かけない。
日本の私の生活圏で棗を見かけるとすると、中華街にある食材屋さんで売っている乾燥棗だっただろうか?
中学生くらいのとき、一時期マンガの影響でナツメヤシの蜜づけにあこがれて、乾燥棗を買ってもらいハチミツに漬けてみたが、そんなにおいしくなかったのは、いい思い出。
その後

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台湾フルーツ日記 #3

台湾フルーツ日記 #3

蓮霧 1月〜3月英語ではカスタードアップルというらしい、日本でもアメリカでも見たことない、でも確かにアップルっぽい見た目のフルーツ。
初めての出会いは10数年前、夜市のフルーツ売りさんが売っていた、なんだかキラキラした赤い実の袋づめ。

リンゴよりも圧倒的に軽い実をかじってみると、シャクシャクというフルーツで感じたこのない食感。そこから爽やかな甘さのジュースが口に広がり、一口で恋に落ちました蓮霧に

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台湾フルーツ日記#1

台湾フルーツ日記#1

蜜棗・青棗 1月下旬〜3月中旬台湾のフルーツは、短いシーズンが終わると容赦なく店先に並ばなくなるので、旬を逃さないのがとっても大事。日本のように春夏秋冬はないけれど、フルーツが季節を教えてくれます。

蜜棗(ミーツァオ)と呼ばれる緑の棗は、小さい青リンゴにも見えるけど、詰まった身から溢れる瑞々しい甘さは梨にも似ている。
皮もそのまま食べれる手軽さが嬉しい。この季節は、写真のように切ったものをジップ

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