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台湾フルーツ日記 #3

蓮霧 1月〜3月

英語ではカスタードアップルというらしい、日本でもアメリカでも見たことない、でも確かにアップルっぽい見た目のフルーツ。
初めての出会いは10数年前、夜市のフルーツ売りさんが売っていた、なんだかキラキラした赤い実の袋づめ。

リンゴよりも圧倒的に軽い実をかじってみると、シャクシャクというフルーツで感じたこのない食感。そこから爽やかな甘さのジュースが口に広がり、一口で恋に落ちました蓮霧に。

涼しい季節、すなわち台湾では本当に短い期間にしか出回らないフルーツで、マンゴーを求めて夏に台湾に行ってしまうと、蓮霧には出会えない。浮気を許してくれません。

実は蓮霧は元々は5月から7月にかけてとれるフルーツだったらしい。でも5月6月の雨季でスポンジのような果肉の品質が悪くなってしまったり、マンゴーなどの競合フルーツが多い夏の季節では売り上げも悪くなってしまう。そこで台湾の農家さんは、競合の少ない冬の季節に身がなるように品種改良した歴史があるそう。

この記事を書いている3月の終わりはそろそろ蓮霧も終わりの季節。今年は朝市で毎週仕入れて朝に夕にとたくさん食べました。どんなに食べても飽きがこないのも蓮霧の甘すぎない魅力。
また来年会おうね。

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