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KnightandMist

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たぶん小説になる予定。今書きためているところです。 あらすじ 浪人し、就活も失敗し、あとがない主人公浅霧遥香。 そんなある日、彼女に異変が襲った。 それは今流行りの異世界転生…
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2021年7月の記事一覧

Knight and  Mist第六章-6山小屋にて

Knight and Mist第六章-6山小屋にて

数時間後、山小屋は喧々轟々、侃侃諤諤の議論がとりかわされていた。

イスカゼーレのお姫様アザナル、魔王を倒した勇者キアラ、そしてスループレイナにもその名を轟かせる騎士イーディス。

その三人がああでもない、こうでもないと皆が口々に言い合う。

「あれは絶対に魔霧だったって! 魔族もいたんだぜ!」

「でもそれはありえないわ。魔霧を生き抜いた人間なんていないのよ!」

「こうして飛ばされて行方不明に

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Knight and  Mist六章-5悪夢は続くよどこまでも?

Knight and Mist六章-5悪夢は続くよどこまでも?

「ま、待ってくれー!!」

ヒイヒイ言いながらハルカは前方50メートルほどのところを歩くイーディスとキアラに声をかける。アザナルに至ってはもっと遠くにいる。

場所はどこともしれぬ森の中。大剣を背負い、いかにも騎士な格好をしている少女イーディス、勇者であるが格好が変な男キアラ、そしてスループレイナ王家の懐刀イスカゼーレ家のお姫様アザナル。

そのアザナルがもっとも山道に慣れているようであった。

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Knight and  Mist第六章-4絶対的に変わらないもの

Knight and Mist第六章-4絶対的に変わらないもの

「おーい!!」

ぜえぜえと息を荒くして走ってきたのはなんとも奇妙な格好をした男である。

見た瞬間、イーディスの顔がひきつる。ハルカの顔もひきつる。

その男は中肉中背で長い茶髪。服装はヘッドバンドについたアンテナのような葉っぱ、裾がバサバサになっていてあちこちに葉っぱが縫い付けられている変なデザインのマント、腰には剣といったいでたち。

緑色の目をした人の良さそうな顔をした男で、歳の頃はアザナ

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