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ホセ(さみだれうさぎ)
2020年10月15日 15:15
この数日間わたしはとてもわがままでしたあなたが全て受け止めてくれると信じているからでしょうかあなたという綺麗に磨かれた鏡の中にみにくいわたしが映ってるどうしようもなくわがままでまるで子どもに返ってしまったような幼い馬鹿な自分が容赦なくあなたの中に映っているあなたはこんなわたしをそのまま映し出しきらきらした瞳を少し悲しそうにして困った顔でいるのです余計なことは
2020年10月7日 11:53
一寸先は闇のような色したぼく酸いも甘いも経験してきたけれどやっぱりこの苦みがぼくの長所なんだって思えるぼくは1日の始まりにふさわしい飲み物ではなくもう1日の始まりそのものだ暗いくらい途方もなく深い闇が終わり明るい朝が来た昨日の悲しみが何ともなかったかのようにとうめいな朝ぼくは真っ黒な色であの人のこの人のとうめいな朝を染めるサラリーマンが電車のつり革につかまり
2020年9月28日 16:59
今朝、1丁目の奥さんが向かいの奥さんと、立ち話しているのを聞いたんだ。「今日から衣替えをしなくっちゃ。秋分の日を過ぎたあたりから、もうすっかり秋になったみたいね。涼しくなったわ。」って。やったね、ぼくの季節の到来だ。自己主張の激しいサマーは、今年は夏祭りも花火大会も中止だったもんだから、不完全燃焼で退散したみたいだ。ついこの間のことさ。少しかわいそうだけどね。まぁ、梅雨明けし
2020年9月18日 19:16
なんとなくだけど漢字で「絶望」とかくより、カタカナで「ゼツボウ」こっちの方が絶望感って少なく感じると思わないかい?だからついこの間、「ゼツボウ」に改名したんだ。漢字からカタカナに変えたから、役所に出す時は少し恥ずかしかったけれどこの先の自分の人生のこと考えたら、思い切って改名したかったんだ。役所の人間も、「あ、こっちの方がいいですね」みたいな顔してた。けど俺はこの名前だ
2020年9月14日 21:37
いいかい、今日からぼくは新しい自分になるこの誕生の瞬間!太陽はぼくだけを照らしぼくの中にある暗闇は幕を閉じた夜が来たって平気さ月はおしみなく柔らかいヒカリをぼくの頭に降り注ぐのだまるでコーヒーにうかぶなまくりーむみたいに、穏やかにそして、なめらかにあははは変われるって素晴らしい新しい人生を始めることはこんなに簡単なことだったのかこれまでの自分は本当の自分じゃない
2020年9月10日 11:01
(80才、三郎の場合)近年稀に見る正月を過ごしておる。ことしの正月は、おもちを食べない代わりに、わしは駄菓子屋の餅を買ってきた。ほらあの、ピンクの色した小ちゃい餅の菓子で、つまようじが入っているやつ。孫が食べているのを見て、コレが、わしには合ってるカモと思った。もちは食べきれないし、もう歳だからあれで十分じゃ。甘くてうまいし、胃にもたれんし。なにより喉に詰まらなくて済む。妻はきな
2020年8月13日 10:42
わかってください、どうかあなたという名の迷宮に迷い込んでしまったわたしがいるということをいつでも、まっすぐと呆れるくらいまっすぐにあなたという人の中にわたしは向かっているのですとても、とても孤独なのですだけど不思議と寂しくはないのですあなたは海のような人です深くてもうあっという間に大きく広がっていき私という小さな存在を隠そうとするのですとても、とても掴みきれない
2020年7月22日 17:09
いつもあなたに助けられているのですあなたは今にも落ちそうな場所にいるわたしのすぐ近くで手を差し出していつも私と同じ目線に立ち助けてくれるのです絶望を一瞬でも感じたときあなたの顔がすぐに浮かぶものでそれは朝に必ず顔を出す太陽みたいに当たり前に私はいつでもあなたに頼ってしまうんですどこかでいつも助けを求めているからあなたの顔を思い出してしまうんですあなたは私の苦
2020年7月10日 18:25
あなたと喫茶店に入ったクリームソーダのさくらんぼはあなたにあげるわあんまり甘くないしどこか渋くて苦手なのメロンソーダは私そのものしゅわっと弾けて自己主張あなたの前だと素直に尖っていられるのコーヒーフロートを頼むあなたビターなコーヒーはまるで出会いたての私たちのようでどこかそっけないフレイバーなのですブラウン色で澄ました顔をしているけれど実はとっても臆病者でまるで2人
2020年7月7日 10:54
わたしにはたった一つだけ自信を持てることがありますもしもあなたを世界中が敵に回してもあなたの味方でい続けることができるという自信なのですあなたを愛しつづけることができると誓えることですその自信はいったいどこから来るのでしょう?それは紛れもない「愛」という名の得体の知れない大きな大きな海のようなところからやってくるのですこの愛についてかんがえる時「わたし」とい
2020年7月6日 13:12
君の笑顔をみているときふと、君が何を考えているのかキミが何物なのかわからなくなることがあるなんだか無理して笑っているようでもあるし本当に穏やかな人なんだな、とも思うし。突拍子もないことを言うことがあるし毒を吐くこともあるお喋りなくせにひどく話すのが下手くそなときがある感情ばかりで生きていることもあれば理屈ばかり並べていることもある本心は、いつもどこかに置き忘れててそれで
2020年7月3日 10:15
はじめて幸せが怖いとおもった半月の夜2人の間では満月のように満ちていて欠けたところは何もなかったううん欠けていたり穴が開いていたり不完全だったのかもしれないけど見えなかっただけで全部がおだやかな光で包まれていた何を話していてもことばを通り越して心の奥の奥の奥に溶けて溢れていったそれでも決して過激ではなくて音もなければにおいも形さえもなくて穏やかさだけが
2020年6月22日 15:36
ねえ あなたの心をのぞいていいかしら?大丈夫、何にも邪魔しないわ。ただ無のこころでどこか冷めたこころで微笑み絶やさずにいると約束するわ何にも求めない、だからお願い。あなたの心をのぞかせて。歪んだ顔した悪魔がいても見ぬふりしてあげるから。だけどできれば、覗いてみたいと思わせないくらいにあなたはあなた自身を見失わずにどうか私には踏み込めない場所を ただ一生守り抜いて欲
2020年5月14日 18:23
あなたはとても正直な人だ。あなたの褒める言葉には、心から出てくる言葉しかない。あなたがぼくを褒める時は、決して嘘は言わないね。あなたの感じたままに伝えてくれる。とても信頼しているんだ。 だけど。君がぼくを褒めるのは稀だ。たまにしかないのだ。本当に予期していない時に、君はぼくの心の準備ができていない時ほど、ぼくを褒め称えてくれるのだ。 ぼくはいつだって君の褒め言葉を求めてい